◆高校野球秋季東北大会第3日 ▽準々決勝 花巻東4x―3東陵=延長11回=(12日・愛島球場) 準々決勝が行われ、4強が出そろった。花巻東が勝ち進んだ。

 初球のカーブを迷わず振り抜いた。延長11回2死一、三塁。花巻東・柏葉康貴(2年)が、右前に鮮やかなサヨナラ打。前日の能代戦では無安打の1番打者は、初のセンバツに一歩近づく殊勲打に「チャンスだから積極的にいきました」とガッツポーズだ。

 2―3と1点ビハインドの4回からエース・菊池雄星(2年)を投入する苦しい展開。佐々木洋監督(33)は「正直、3点は重いかと思った」と振り返ったが、柏葉らナインは「雄星が出るのは、ウチの必勝パターン」と自信満々で東陵をひっくり返した。

 MAX149キロの剛球は封印。変化球を交えて8回を無失点にまとめた菊池は「とにかく勝てる投球をする」と、チームの勝利を最優先。「野手は自分よりもっと疲れてる。明日は自分が野手を応援するような投球をしたい」頂点までの残り2戦、フル回転するつもりだ。

 ◆東陵、初回がすべて
東陵は中盤までは優位に進めながら、花巻東の粘りに屈した。高橋洋一監督は「選手より私の問題。初回の攻撃がすべて」と、1点を先行した後、さらに無死二塁から追加点を奪えなかった拙攻を悔やんだ。右ひじ痛を押して先発した高山竜一(2年)は「監督の期待に応えられなかった。夏があるので、冬にしっかり鍛えたい」と、出直しを誓た。