◆高校野球秋季東北大会第3日 ▽準々決勝 一関学院7―5青森山田(12日・石巻市民球場) 準々決勝が行われ、4強が出そろった。一関学院が勝ち進んだ。
“ニュー一関学院”が4強入りだ。06年、今春と守備力を重視した希望枠でセンバツに出場したが、この日は強打の青森山田のお株を奪う打力を見せつけた。3失策と自慢の守備は乱れたが、相手の8安打を上回る10安打を放ち、シーソーゲームを制した。
前日の夜、ナインは青森山田の投手陣対策に時間を割いた。3人のデータ班が作った記録を元に、初戦と9月上旬に練習試合をした際の投球パターンを頭に叩き込んだ。青森山田はこの日、5人の投手を送り込んだが、2安打2打点と活躍した5番の佐々木貴寛(2年)は「どの投手が来ても大丈夫でした」と自信を持っていた。
沼田尚志監督(49)は「ウチらしくない試合でしたけど、勝つことがまず大事」。佐々木も「今までと違うところを見せる。甲子園を勝ち取ります」と言い切った。
◆青森山田、粘り見せるも…
青森山田は2度追いつく粘りを見せたが、まさかの5失策が響き一関学院に競り負けた。渋谷良弥監督(61)は「負ける時というのは、こういうミスが出た時。3、4点の勝負になると思っていたが、こんな試合になるとは」と嘆いた。それでも「長いイニングを任せられる投手と『ここで』というところで打てる選手が必要。また一冬です」と巻き返しを誓った。