◆高校野球秋季東北大会第1日 ▽1回戦 仙台育英3―4聖光学院=延長12回=(10日・愛島球場) 優勝候補同士が激突した初戦屈指の好カードは、聖光学院(福島)が延長12回の末、4―3で仙台育英(宮城)を振り切った。育英はエース右腕・穂積優輝(2年)が161球を投げ切ったが、報われず。2年ぶり10度目のセンバツ出場は絶望的となった。

 エースの161球の熱投もむなしかった。「延長になっても握力は落ちなかった。でも、下半身がついて来ませんでした」と肩を落とす仙台育英の穂積。夏の甲子園でも活躍したチームの守護神、1年生左腕の木村謙吾が今大会、ベンチから外れた。

 「自分しかいない。ペース配分を考えて投げたんですけど…」と穂積。佐々木順一朗監督(48)は「チャンスに出ない1本。そして、勝ちゲームを勝ちきれない。このチームは、まだ土台(基礎)ができていない」とバッサリ。完投した穂積についても、「体力がないのが明らか。木村も含め、1試合を1人でしっかり作れないとダメ」と言い切った。

 これでセンバツ出場は絶望的。穂積は「育英に入って、一度も(センバツ出場を決め)“短い冬”を過ごせなかった。自分は弱い。走り込みとか腹筋、背筋。180度、変わらなきゃいけない」と成長を誓った。