来春のセンバツ出場がかかる秋季高校野球東北大会(10日開幕・宮城)の組み合わせ抽選会が3日、仙台市内で行われた。東北勢初となる5季連続の甲子園出場を狙う聖光学院(福島)は初戦2回戦で仙台育英(宮城)と激突。東北を代表する2校がいきなり、つぶし合うこととなった。上位2校は来春のセンバツ出場が濃厚となる。

 抽選を終えた聖光学院の松本剛主将(2年)の表情が一瞬にして引き締まった。隣のスペースに仙台育英が入ったからだ。東北勢初となる5季連続の甲子園を狙う聖光学院。青森山田、光星学院、東北など強豪校、そして育英さえも成し遂げたことのない“偉業”。その前にいきなり大きな壁が立ちはだかった。

 松本主将は「育英は力がある。夏の甲子園でも(穂積と木村の)2人の投手が活躍した」と難敵であることは重々承知だ。それでも「目標はあくまでも優勝」と力を込めた。

 横山博英部長(38)は「初戦屈指の好カード? ウチがそこまで成長したということ。5季連続は意識してません。まだまだ経験不足のチーム。挑戦者の気持ちです」と気を引き締めた。

 今夏、東北勢で唯一8強入りしたが、横浜(神奈川)に1―15と大敗。そのビデオを何度も見返したナイン。「まだ力がないということ。また甲子園で戦いたい」と松本主将。東北大会に懸ける思いは強い。

 夏までのエース右腕の仲田浩人(3年)や左腕の佐藤竜哉(3年)が連日、打撃投手を買って出ている。松本主将は「先輩たちの分まで、という気持ちはあります。4季連続は先輩がやったこと。自分たちは初出場を決めるつもりで行きます」。今季の合言葉「原点回帰」の通り、聖光ナインが新たなスタートを切る。