◆高校野球秋季北海道大会第2日 ▽2回戦 駒大苫小牧2―5北照(1日・札幌円山球場) 秋の全道では2年連続決勝で涙をのんできた北照が力強く8強入りだ。優勝候補の駒大苫小牧相手に1―1の8回、1死満塁で峰岡良介(2年)が走者一掃の勝ち越し三塁打を放ち試合を決めた。

 鋭い峰岡のライナーが一気に右中間を割った。1―1の同点で迎えた8回の1死満塁。救援の2番手・野沢尚がマウンドに登ると河上敬也監督(49)が打席に向かう峰岡にハッパを掛けた。

 「相手は夏の経験がない。お前は経験している。それを生かせ」

 この夏の南大会では背番号15ながらスタメン入りした峰岡はこの一言で心に余裕ができた。「打ったのは真っすぐ。その前の2本のヒットが全部スライダーだったので必ず続けて真っすぐがくると思い狙っていました」と胸を張った。

支部予選では絶不調だった峰岡の殊勲の走者一掃の三塁打。初戦快勝で優勝を狙う駒大苫小牧の出はなをくじき初戦突破だ。

 「前半は競っていけば必ずチャンスがくるからそれまで辛抱しろといい聞かせていました。峰岡がいいところで打ってくれました」指揮官は思い通りの試合展開にニンマリする。

 エース不在の投手陣で五十嵐海人、渡辺大樹のリレーもズバリ決まり、打線は14長短打。「これでチームの力がつかめそうです」と確かな手応えを感じ取った。