◆高校野球秋季北海道大会第2日 ▽2回戦 札幌丘珠5―10旭川実(1日・札幌麻生) 旭川実は雷と降雨で2度の中断をはさむ4時間5分の激闘を制して8強入り。岡本大輔新監督(35)に全道初勝利をプレゼントした。
電光石火の逆転劇で旭川実がシーソーゲームに終止符を打った。2点を追う6回、4番・関潤一(2年)と5番・持立翔太(1年)の2者連続ソロで同点。なおも2死二塁の好機に8番・北沢が左前適時打を放ち鮮やかに勝ち越した。「本塁打でベンチが盛り上がっていたので波に乗った」千金の一打にほおを緩めた。
北沢は03年のセンバツに出場した兄・亮史さん(21)の背中を追って旭川実に入学した。「『練習は厳しいぞ』と聞かされたが、自分で決めた道。目標は甲子園に出ることではなく、そこで優勝することです。(初戦敗退した)兄を超えたい」確固たる目標を掲げ、1年生ながら正捕手の座をつかんだ。
冷たい秋雨と雷で2度中断した4時間5分の激闘を制し、3年ぶりの8強入り。全道初勝利の岡本監督は「勝てたことはうれしいが、小さなミスや反省点は多くある」と笑顔なし。すでに次戦を見据えていた。