◆高校野球秋季全道大会第1日 ▽1回戦 旭川南1―2駒大苫小牧(30日・札幌円山球場) センバツ甲子園(09年3月21日開幕)出場をかけ熱戦が開幕。開幕戦では駒大苫小牧が13残塁の拙攻も2―1で旭川南を振り切った。

 12安打の駒苫が辛くも初戦を突破した。1―1の7回1死一、二塁で3番・土屋恵太(2年)の右翼適時二塁打でようやく勝ち越しに成功した。「初戦ですし、競る展開になるとは思っていた。なかなか決めきれなかった」茂木雄介監督(27)は13残塁に苦笑いした。

 初回に4番・三浦隼刀(2年)の左前適時打で先制したが、なかなか追加点が奪えない。3回2死三塁、4回2死一、三塁のチャンスはいずれも右飛、中飛で逸した。

 嫌な試合展開は2投手の好リレーで振り払った。先発の大沼和輝(2年)は失策から1点を失ったが6回1/3を自責点0。入学直後の右手首骨折から復活した2番手・中山俊(1年)は「楽しく投げられた。緊張もありませんでした」と2回2/3を無失点の好リリーフだった。

 「あとはチャンスでの一本がほしい」と小野寺翔希主将(2年)は言った。投手陣は合格点。打線さえつながれば、3年ぶりの優勝も見えてくる。

 ◆旭川南・長谷川の好投に指揮官手応え
旭川南は初回に先行されながら、その後は長谷川謙太(1年)が強打の駒大苫小牧打線相手に好投。味方打線も6回1死二塁で三盗に敵失を絡めて一時は同点にするなどの大善戦だった。

 結局、7回に決勝点を奪われたが、1点差の惜敗に小池啓之監督(56)は「最初は5回、次は7回もつかと思った。それをしのいだしそれじゃあ勝っちゃえと思いました」とジョークを飛ばすなどニコニコ顔。スタメンに7人の1年生という若いチームの粘り強い戦いに「力は大人と子供の差があったが、いい試合でした。駒大さんにいい財産を頂いた」と指揮官は来春に向け手ごたえを感じていた。