◆秋季高校野球宮城県大会 ▽3位決定戦 仙台三8―12東陵(24日・愛島球場) 背番号も打順も「1番」の高山竜一(2年)が投打でチームを引っ張り、東陵が10年ぶりに東北大会切符を手にした。

 18安打12得点と爆発した打線。起爆剤になったのは、4安打を放ち、いずれも本塁に生還した1番・高山のバットだ。右ひじ痛のため、今大会は先発登板を回避しているが「かわりに打つことで、チームに勢いをつけたい」と、4試合で計20打数9安打。この日は2盗塁と俊足もアピールした。

 センバツにつながる東北大会行きがかかる大一番。仙台三に2点差まで迫られた3回1死一、二塁で、エースは満を持して左翼の守備からマウンドに。投ゴロ併殺で切り抜けると、縦横2種類のスライダーを決め球に、9回まで投げ切った。

 88年夏の甲子園出場時の投手だった高橋洋一監督(37)が「すべてを託す気持ちになる子」と全幅の信頼を寄せる大黒柱。昨年秋、同監督から「俺の次に、東陵のユニホームで甲子園のマウンドに立つのはおまえだ」とエースに指名された。「今度は投げる方でも活躍したい」みちのくの頂点に立ち、指揮官の期待に応えてみせる。