◆秋季高校野球山形県大会 八戸工大一の“奇襲”が、思わぬ敵に阻まれた。背番号18の右横手投げ、福村一摩投手(2年)が東北大会切符をかけた大一番で、今大会初先発。「緊張はあったが、マウンドに立ったら普通に投げられた」と福村。昨夜から断続的に降る雨の中、今夏まで県5連覇中の青森山田相手に、2回を1安打無失点。快調な投球を続けていた。
ところが3回、先頭の染谷孝夫(2年)を投ゴロに打ち取った直後、激しい大粒の雨。無念の降雨ノーゲームに、福村は「気持ちが入って、球にもキレがあった。試合が続けられなくて残念」と悔しがった。
右ひじ痛を抱えていた右腕。入学直後の故障で、7月まで約1年3か月も離脱。復帰後もほとんど登板機会はなかった。だが、長谷川菊雄監督(31)は好調ぶりを買って、打倒・青森山田の“秘密兵器”に指名した。「1週間前から(福村の先発を)決めていた。思った以上の投球。合格点」と納得顔の指揮官。福村は「悔しいけど、気持ちを切り替えて臨みたい」と28日の再戦に照準を合わせていた。