◆秋季高校野球 ▽2回戦 酒田南7―0米沢興間譲館(19日・YZタカスタ) 今夏の甲子園に出場した酒田南は、今秋から投手にコンバートされた右腕の林完伍(2年)が先発し、6回を2安打無失点。7―0の7回コールドで米沢興譲館を一蹴し、8強入りを決めた。鶴岡東は4―2で上山明新館、山形商は7―2で酒田東を下した。

 投手に転向しわずか1か月。酒田南の林が堂々としたマウンドさばきで6回を2安打無失点と好投した。最速130キロ台前半の直球を軸にカーブ、スライダー、覚え立てのカットボールを交え「リズム良く投げられた。みんなにも点を取ってもらったし」と、白い歯を見せた。

 前チームからエース格の左腕・安井亮輔(2年)が背番号1となったが、西原忠善監督(46)は「投手は多い方がいい」と甲子園から帰り、野手を“セレクション”にかけた。そこで見いだしたのが夏まで6番・中堅手だった林だ。

 地区予選の酒田西戦で初先発し、7回を0点に抑えると、この日も6回をゼロ封。いまだ公式戦無失点の右腕に指揮官は「メドが立った。身体能力が高いし、来年の夏にはプロ注目の投手」と期待は膨らむばかりだ。

 昨年のドラフトで山本斉(19)がヤクルト入りするなど“投手王国”を誇る酒田南。林は「先輩にいい投手が多い。責任を感じる」と安井にカットボールを習うなど自覚が芽生えた。次戦はヤマ場の羽黒戦。「期待に応える。チームを引っ張っていく」と期待の右腕は宣言した。