甲子園常連校の東北高校(仙台市)が野球部内で暴力行為があったとして秋の県大会への出場を辞退した問題で、「暴行」について、東北高が日本高野連側に報告した内容と、被害に遭った部員の親が高野連に相談した内容が食い違っていることが二十日、分かった。高野連は同校に再報告を求めている。

 宮城県高野連によると、東北高は十六日午前、暴行について高野連に報告。その内容を基に東北高は十六日夜に記者会見、「十三日に部員一人がグラウンド内で一人を三発殴った。夕方には部室で、殴られた部員が反省していないと、別の部員が十発程度殴った」と、暴行したのは二人と説明した。

 しかし、十六日夕に被害部員の親が高野連に「謀議的な集団リンチで、部室前に見張り役がいた」という内容を伝えた。「中心選手が指示するなど加害者は三人」など、当事者数や暴行程度にも相当違いがあるという。

 日本高野連は東北高に対し、次回の審議委員会が開催される十月中旬までに報告書の再提出を求めた。東北高側は、部員から話を聞くなど調査を進めている。

 宮城県警泉署は二十日までに被害届を受理、捜査を始めている。