◆高校野球秋季大会(13日) 来春のセンバツ出場への重要な選考材料となる高校野球秋季神奈川大会3回戦で、今夏甲子園4強の横浜が、日大藤沢に2―3で敗れた。また、北神奈川大会決勝の再戦となった一戦は、東海大相模が慶応に1―8で7回コールド負け。これで両校の来春センバツ出場は絶望的となった。

 優勝したかのように抱き合って喜ぶ日大藤沢ナインを、横浜ナインはぼう然と見つめた。新主将の筒香(つつごう)嘉智(2年)は「自分たちの実力がなかった」と下を向いた。

 今夏は筒香の大会3本塁打などで甲子園で4強入り。8月17日まで戦っていたため、新チームとなって1か月もたっていない。渡辺元智監督(63)は「時間がなかった。秋は難しいですね」と準備不足を嘆いた。

 歯車は最後までかみ合わなかった。0―0の5回2死二塁では、二塁走者・近江直裕(2年)がけん制で刺された。自ら試合の流れを手放したエースが、直後に痛恨の3失点。渡辺監督も「これが野球。あんなことをしていたら点を取られますよ。完敗です」と脱帽。攻撃陣も波に乗れず、8回に相手の失策絡みで2点を返すのがやっとだった。

 これで来春のセンバツ出場は絶望的。指揮官は「夏までに投手がしっかりしないと勝てない」と、8四死球を与えた投手陣に奮起を促した。5度の全国制覇を誇る名門を引っ張る筒香は、「冬に鍛え直して甲子園に戻ります」と巻き返しを誓った。