◆秋季高校野球 空知支部大会 ▽Aブロック代表決定戦 駒大岩見沢9―2岩見沢東=8回コールド=(14日・砂川市営) 4支部で代表決定戦が行われ8代表が決まった。空知支部Aは4季連続甲子園を目指す駒大岩見沢が大宅諒(2年)の3ランを含む4安打4打点の大活躍、12長短打で8回コールド勝ち。15日小樽など5支部で代表決定戦が行われ全道大会(30日~札幌円山)出場校が出そろう。

 “音無し男”大宅が突然目覚めた。4回2死一、二塁で中前に同点タイムリーを放つと6回は左越えに二塁打、7回は左中間に3ランと4安打4打点と大爆発だ。

 「今までバットが下から出てフライばかり打ち上げてしまった。練習では低い弾道を打つよう心掛けました。最初の打席でやっとヒットが出て気楽になれました。打ったのは全部インコースよりの真っすぐです」と大宅の笑いが止まらない。

 最後に三塁打が出ればサイクル安打になるところだった。だが、大宅に引きずられて味方打線に火がつき、8回には3連続長短打でサヨナラコールドになり、打席は回ってこなかった。

 「でもこのままノーヒットに終わっていたら円山に行けませんでした」と大宅は今度は気分良く全道大会に臨めるだけで満足だ。

 「みんなは打つのにあの子だけがヒットなし。1人、蚊帳の外でしたからね。大宅がしっかりすれば下位打線で点数が取れます」と高橋真次監督(34)もホッとする。

 新チームになり夏からのメンバーがほとんど変わり、かつての“ヒグマ打線”のイメージは薄い。それでも3試合連続コールドで33点と、チャンスは確実に生かすしぶとい打線だ。

 「打線が一番心配でしたが、合格点です。今はヒーローが日替わりに出る。層が厚くなったのが強みです。全道では4季連続甲子園の合言葉で戦います」と指揮官は確かな手応えを感じ取った様子だ。