◆秋季東北地区高校野球・福島大会第1日 ▽1回戦 原町2―9聖光学院=7回コールド=(13日・しらさわグリーンパーク) 東北6県の先陣を切って、岩手と福島で秋季県大会が開幕した。福島では、夏の甲子園で県勢33年ぶりの8強入りを果たした聖光学院が9―2の7回コールドで原町を一蹴した。
新生・聖光学院が、快勝発進だ。今夏の甲子園8強入りで地区予選は免除、この原町戦が新チームで初めての公式戦。序盤の大量点でペースを握り、7回で試合を終わらせた。斎藤智也監督は「初回の5点で勢いづいた。もっと緊張するかと思ったが、限りなく普段に近い野球をやってくれた」と納得の表情だ。
“甲子園組”が、流れを引き寄せた。まずは4番・四家祐雅(2年)。初回、無死満塁の大チャンスで迎えた初打席。原町の先発・萩原の外角直球を思い切りたたき、走者一掃の左越え適時二塁打。「(前打者)田村のバント安打で、いい雰囲気ができた。思い切ってバットを振れた」と会心の一打を振り返った。さらに1死二、三塁で、今度は7番・竹沢大貴(2年)。前チームから正捕手を務める男が、外角スライダーを中前へはじき返し、2点を追加した。
先の甲子園では、福島県勢として33年ぶりの8強入り。だが、準々決勝では横浜に1―15と完敗した。あえて甲子園の土を持って帰らなかった竹沢は「打撃、走塁、すべてに力の差を感じた。あのチームに勝たないと、全国制覇はない。もう一度、横浜と戦いたい」とリベンジを期す。指揮官は「前チームより体も大きいし、可能性を感じる」と新チームに期待を寄せた。5季連続の甲子園へ、まずは一歩を踏み出した。