◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック代表決定戦 北海5x―4札幌第一(11日・札幌円山) 札幌支部で夏の南大会決勝戦再現となったAブロック代表決定戦は、北海が9回1死二塁で竹田全(2年)の左越え安打でサヨナラ勝ちし、3年連続34回目の全道出場を決めた。Bブロックは東海大四が8回、相手のミスに乗じて5本の長短打で一挙5点を奪い、コールドで2年連続21回目の全道キップを手にした。室蘭支部では鵡川が室蘭清水丘に5回コールド勝ち。シシャモ打線が15安打に8盗塁を絡め、13得点で圧勝した。
やや前進守備のレフトの頭上をはるかに越えていった。同点で迎えた9回1死二塁。汚名返上の竹田の一打で北海は劇的なサヨナラ勝ちだ。
「打ったのは真ん中よりの真っすぐ。最後までチームに迷惑をかけたのでよかった」という竹田は自らの殊勲打にも笑顔はなかった。
せっかく逆転した後に1点返された6回の2死二、三塁ではなんでもない遊ゴロをトンネルして追いつかれた悪夢をなんとか振り払った。
夏の南大会決勝戦で完勝した札幌第一のリベンジをかわし、平川敦監督(37)は「この試合は、うちがもし勝つとしてもロースコアの接戦で、負けるとしたらコールドだと思っていました」という通り力の差は確かにあった。札幌第一は夏のチームから投打の主力が多く残り、打線はこれまで3アーチと破壊力十分。
その強打線相手に左腕・安達拓夢(2年)が今支部最長の6イニング、エースの町田司(2年)も3回を無安打の好投だ。
「安達と町田がよくしのいでくれました。トンネルの竹田がミスを帳消しにしてくれた。やはり夏経験の遺産が力になっていますね」と指揮官。夏の甲子園後は3年生の進路問題などでじっくりチームを鍛えることが出来なかった。
「雨の再試合もあり、5試合経験したし、これで後は基本練習で鍛えます。やっと新チーム結成です」と平川監督。北海にとってこれからがスタートだ。