◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Bブロック1回戦 東海大四4―3札幌真栄(6日・札幌円山) 十勝、北見支部も開幕、4支部で15試合が行われた。札幌支部では夏の南北海道大会ベスト4の東海大四が登場。夏の南北海道大会まで野手だった急造投手の志摩貴士(2年)が粘りの投球を見せ、札幌真栄に苦しみながらも競り勝った。旭川支部は岡本大輔新監督(35)率いる旭川実が旭川東に10―2で8回コールド勝ちし、公式戦初さい配を勝利で飾った。

 危うく札幌真栄に足をすくわれるところだった。1点差の逃げ切り勝ちに大脇英徳監督(38)も試合後は「うちはこんなもの」と苦しそうにつぶやいた。

 ベスト4の夏の南大会からエースの佐々木亮、マスクをかぶった打線の軸・伏見寅威(とらい)ら主力がそっくり抜けてのスタートだった。

 「打って打っての野球はできません。みんな力がないけど、どのくらい力がないかも分かっていませんからね」と指揮官がいう通りの試合展開だった。

 それまで内野の志摩貴士(2年)が「打者に向かっていく気持ち」を買われて2日目に急きょ先発が決まった。5回まで2失点と粘りの投球を見せたが、打線がふるわず6回までわずか2安打。7回2死から2連続四球に2安打、敵失で3点拾ってもすぐに追いつかれてしまった。同点の8回、先頭の1年生4番・渡部大輔の中前安打から1死二塁で西嶋大地(1年)の中前タイムリーでやっと勝ち越した。

 先輩の伏見から連日指導を受けてきた渡部捕手は「投手の気持ちをまず第一に考えろ、と言われましたがうまくいきませんでした。8回はなんとしても塁に出たかった」とうなだれた。「これからもやってみないと分かりません」と大脇監督にはまだまだ先行きが見えてこない初戦だった。