◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック1回戦 札幌第一10―2札幌龍谷=7回コールド=(5日・札幌円山) 札幌、旭川両支部で11試合が行われた。札幌支部は、夏の南大会準優勝の札幌第一が初回から打ちまくり、富田嘉樹(2年)の2打席連続2ランなどで10点を奪い、3投手のリレーで札幌龍谷学園に7回コールド勝ちした。

 チームを完全に勢いに乗せた。2回にタイムリー二塁打を放った富田が3回は豪快に左翼芝生席に、続く4回は左中間最深部に2打席連続の2ランだ。

 「2本ともまっすぐ。1本目は感触十分でしたが、2本目は高く上がったのでどうかなと思いました」と振り返る。3回の一発が公式戦初の本塁打だった。それまで下位を打っていたが、1週間ほど前の練習試合にトップに起用されたばかりでこの日は4安打5打点の大活躍だ。

 南北海道大会では決勝で北海に敗れたが、当時のメンバーはエースの掛端亮治(2年)をはじめ6人残った。富田は18番で左翼を守り9番打者で鍵谷に2打席凡退だった。

 「あの試合でチャンスに1本出れば勝てるんだなあと思いました」夏以後、高めを上からかぶせて打つ打法に徹し、1日300本の打ち込み。小学5年から極真会で始めた空手は野球に専念するために断念。でも空手のおかげで握力は左右60キロだ。

 脅威の切り込み隊長が誕生し、投手陣も3人で万全な態勢で7回コールド勝ち。「夏は力負け。そこを乗り切らないと甲子園には行けないし、行っても勝てません」という菊池雄人監督(35)も初戦から確かな手応えを感じ取っている様子だ。