札幌第一が10―2で札幌龍谷を下し、コールド発進した。1番・富田嘉樹(2年)が2打席連続アーチを含む4安打5打点と猛爆。小学2年からのキャリアを持つ極真空手の“空手打法”を今大会で完全封印し、快打につなげた。
3回には左越え、4回には左中間の芝生席に叩き込んだ。甘く入ったともに真ん中の直球を見逃さなかった。「甘い球を打ち損じると後悔するので、結果的に良かったです」。これが富田の公式戦初本塁打だった。
今夏の南北海道大会決勝で北海に甲子園出場を譲った。9番で出場した富田は2打席無安打に終わり、課題克服を決意。「空手をやっていると、気合が入って前に突っ込んでいたので、引きつけて打つ練習をした」。毎日、300球のティー打撃で欠点を矯正した。
新チームは、北海戦のメンバーが富田を含めて5人も残った。菊池雄人監督(35)は「富田も入れて夏を経験した選手は安定している」と話す。その富田は「空手の集中力は試合でも生きる」と次の戦いへ向けて、早くも意識を高めている。