◆秋季高校野球 宮城中部地区予選 ▽敗者復活トーナメント準決勝 仙台育英7―1仙台商(3日・広瀬球場) 今夏の甲子園出場の仙台育英が7―1で仙台商を一蹴。県大会出場に王手を掛けた。公式戦初スタメンで4番に座った若山大樹(2年)が先制打を含む2安打3打点の大活躍。新チームに初白星をもたらした。6日に県大会出場をかけ、聖和学園と対戦する。
仙台育英に頼れる4番が誕生した。公式戦初先発の若山が初回1死一、二塁から先制二塁打。5回にも無死一塁からタイムリー二塁打の大暴れだ。「育英の4番? 重圧があったけど、試合が始まれば関係ない。タイムリーが出て良かったです」と汗をぬぐった。
本来は控え捕手だが、佐々木順一朗監督(48)が「もともと、長打力がある。調子も良かった」と、4番、一塁で起用した。一塁を守ったのは2日前の練習試合が初めてだったが、「自分の売りは打力。試合に出られるなら、どこでもいい」と若山。守備も無難にこなした、その姿に指揮官も「コンバート? 十分、考えられる」と4番固定も示唆した。
今夏の甲子園の横浜戦で左ひざと左手人さし指を負傷しながらも意地の適時打を放った先輩・佐々木康幸(3年)から闘志を受け継いだ。佐々木から常々、アドバイスを受けてきた男は「自分も気持ちで打つバッターになりたい」と言い切る。
新チーム初戦の3回戦で東北に敗れ、敗者復活トーナメントに回った。若山は「相手も東北大会を狙って本気で来る。攻めの気持ちで打ちます」と、宿敵への雪辱を誓った。
◆若山 大樹(わかやま・ひろき)1992年1月7日、宮城・仙台市生まれ。16歳。大沢小3年の時、大沢野球スポーツ少年団で野球を始め、5年から捕手。大沢中を経て、仙台育英では1年秋からベンチ入り。右投右打。171センチ、76キロ。血液型A。家族は両親と弟2人。