高校野球の全日本選抜チームのブラジル派遣壮行試合が25日、阪神甲子園球場で行われ、全日本選抜は米大リーグアーバンユースアカデミーを11-2で降した。

 全日本選抜は三回、奥村(大阪桐蔭)の中越え2点適時二塁打などで3点を先取。四回には萩原(大阪桐蔭)の満塁本塁打などで5点を加えて突き放した。投げては6投手の継投で16三振を奪い、2点本塁打による失点のみにとどめた。

 全日本選抜は27日、ブラジルへ向けて出発し、ブラジル選抜チームと5都市で8試合を行う。

 ◇米国・ヒンショー監督
 日本の投手陣は全員完成度が高かった。ようやくバットが振れてきていたところだったが、これほど三振してしまうとは。

 ◇日本・西谷監督(大阪桐蔭)
 ゲーム勘を心配していたが、選ばれた選手だけあってみんなさすが。ブラジル遠征へ向けて勢いがつくと思う。

 ◇赤川5連続K
 ○…6投手で16三振を奪った全日本。なかでも3番手の大型左腕・赤川(宮崎商)が5連続奪三振で相手を手玉にとった。五回にマウンドに上がると、最初の打者にいきなり四球を与えたが盗塁死。六回を投げ終えるまで、2番から6番の5人をすべて三振に仕留めた。146キロの速球にスライダーなどを交ぜた投球に、米国打線のバットは次々と空を切った。「思い切り振ってきてくれるので、パワーに負けないようにと思って投げた」と赤川。硬軟取り混ぜた巧みな投球が光った。

 ◇萩原が満塁弾
 ○…四回に満塁本塁打を放った萩原。夏の選手権から4試合連続となるアーチに「できすぎです」と照れた。米の2番手、ゴンザレスのカウント0-2からの直球を狙いすまして右中間席へ。「アメリカのピッチャーはストレートで勝負してくるので、思い切り振った」と全国優勝の勢いそのままの活躍を見せた。

==============

米アーバンユースアカデミー

  000200000=2

  00350120×=11

全日本高校選抜

 (米)ラデキ、ゴンザレス、ヤマグチ-フェルナンデス

 (日)土屋、斎藤、赤川、岩下、田村、福島-山城、土井、地引

▽本塁打 テリー(米)萩原、松本(日)

毎日新聞 2008年8月26日 大阪朝刊