【大阪桐蔭9-4横浜】「スター不在」と評される大阪桐蔭の勢いが止まらない。横浜の好投手土屋を攻略し、5試合連続の2けた安打で9得点。初出場で一気に頂点に上り詰めた1991年以来の決勝進出を決め、西谷監督は「みんなの力を合わせて、やっとここまで来た」と大きくうなずいた。

 先制された直後の3回に四球と3連打で同点。さらに萩原の2点二塁打などでこの回一挙5点を奪って逆転した。9回にもダメ押しの2点本塁打を放った4番は「ヒットの延長がホームランという、自分の理想のバッティング」と会心の笑みだ。

 投げては福島由が内外角への絶妙な制球で長打を許さず、今大会初の完投。「打撃陣は調子がいい。点を取ってくれると思って、投げている」と、守備のミスにも動じずエースらしい、安定した投球を見せた。

 夏は全国最多の優勝9度を誇る大阪も、地方とのレベルの差が無くなりつつある最近は上位進出を阻まれてきた。大阪勢の決勝進出は前回、大阪桐蔭優勝した時以来、実に17年ぶり。「野球王国」復活のためにも負けられない戦いだった。

 決勝で対する常葉学園菊川は、昨春の選抜大会準々決勝で惜敗した因縁の相手。「リベンジしたい」と萩原が言えば、「準決勝で勝って決勝で負けるのが一番悔しい」と福島由。深紅の大優勝旗はもう目の前だ。

[ 2008年08月17日 18:38 ]