第90回全国高校野球選手権記念京都大会(府高野連など主催)は7日、西京極(右京区)、太陽が丘(宇治市)、あやべ(綾部市)の3球場で1回戦2試合と2回戦4試合が行われた。

 西京極では塔南が京教大付を圧倒し、日吉ケ丘が須知との接戦を延長で制した。太陽が丘では田辺が西舞鶴をコールドで降し、東稜が城陽を振り切った。あやべでは立命館宇治が鳥羽を、京都翔英が山城を降し、それぞれ3回戦進出を決めた。

 ○……西京極……○

 ▽1回戦

塔南   300315=12

京教大付 000000=0

 (六回コールド)

 (塔)森脇、大谷-小西、蓮田

 (京)森、東-高見

▽三塁打 中村(塔)

▽二塁打 松本、廣谷(塔)

 ▽2回戦

日吉ケ丘

  01010011002=6

  01000102000=4

須知

 (延長十一回)

 (日)北野、山崎、木村亘-今田

 (須)細見、野々口-谷口

▽三塁打 松見(日)

▽二塁打 吉田隆、吉田潔(日)西村優、谷口(須)

 ○……太陽が丘……○

 ▽1回戦

田辺  1040400=9

西舞鶴 1000001=2

 (七回コールド)

 (田)田中-高森

 (西)淡井、福原-新宮、須貝

▽三塁打 南部(西)

▽二塁打 二口、山下(田)南部、石川(西)

 ▽2回戦

東稜 000021030=6

城陽 000000030=3

 (東)久永-北川

 (城)松井-濱田

▽本塁打 高矢(東)

▽三塁打 久永(東)

▽二塁打 角田(城)

 ○……あやべ……○

 ▽2回戦

鳥羽

  000030000=3

  02120002×=7

立命館宇治

 (鳥)徳永、千坂-溝口

 (立)中野翔-大崎

▽二塁打 森、金子(立)

京都翔英

  010021110=6

  102000000=3

山城

 (京)佐藤、内田靖-前田雅

 (山)平井、若狭-佐々木

▽二塁打 平沼(山)

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 ■白球に懸けて

 ◇来年こそ勝ってやる--森翔悟投手=京教大付・2年
 六回にマウンドを降りるまで11失点。2年生エースの投球は、常に走者を背負っての厳しいものだった。

 3点を返さなければコールド負けとなる六回、2死走者なしで打順が回った。「先輩たちともっと一緒に野球がやりたいな」と次に控える同じ2年生の高見和弥捕手と言葉を交わし打席に立った。「意地を見せてやる」。無我夢中でバットを振り、中前打。大量点を奪われても「俺が後ろを守るから」と励ましてくれた遊撃手の中谷晋伍主将(3年)に報いたい一心だった。

 しかし、この一打も得点には結びつかず、試合終了。頼りにしてきた中谷主将が泣き崩れるのを見て、余計に涙があふれた。悔しさと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 先輩たちの最後の夏が終わり、これからは高見捕手らとチームを支えていかなければならない。「来年こそは勝ってやる」。一日でも長く仲間たちとプレーするため、心に決めた。

毎日新聞 2008年7月8日17時2分