和歌山市の紀三井寺球場で9日に開幕する「第90回全国高校野球記念和歌山大会」の初日第1試合で田辺と神島が対戦する。同じ田辺市内にある近隣校だけに、選手だけでなく応援する生徒たちも「応援では負けない」「選手を励ましたい」と熱気を帯びている。
田辺高校では、応援団が大会に合わせ5月から練習を始めた。チアリーダーを含めて20人の団員に野球部1年生の10人も加わり、連日汗を流している。
応援団は1962年に創部。以来46年の伝統を誇り、好機に演舞する「田辺が大将」や「田高音頭」が名物になっている。
練習にはOBも指導に訪れる。田所裕之さん(23)=すさみ町周参見=は「声は出ているので、あとは声や動きを合わせるだけ」と話す。
団を引っ張る3年の泉裕介君(17)は、田所さん以来、5年ぶりの男子の団長。「春季大会では神島に負けたので、今回は借りを返してほしい。相手の応援に負けない大きな声を出すことで選手の士気が上がれば」と意気込んでいる。
神島高校では、吹奏楽部が迫力ある演奏を響かせている。部員55人が6月下旬から練習を開始。選手に「頑張ろう」という気持ちになってほしいというのが部員の総意だ。
平日は放課後の午後6時半ごろまで全員で練習するが、その後も各自で復習。本番までは休日も返上した。
選手一人一人にテーマ曲を用意している。センチメンタル・バスの「サニー・デイ・サンデー」や大塚愛の「さくらんぼ」など軽快な曲ばかり。3年の山本真実部長(17)は「対戦相手が同じ市内ということで、応援の練習も燃えている。出塁した時の曲をたくさん演奏できるように頑張ってほしい」と話している。
2008年7月7日(月)17時11分