ファイナルイヤーを迎えている広島市民球場(広島市中区)で、「解体後に座席や土を譲ってほしい」というファンからの申し入れが急増している。球場管理事務所によると、プロ野球が開幕した3月末以降に増え始め、6月までに50件を突破した。同事務所はリストの作成に乗り出すなど、対応への準備を始めた。
1番人気は土。「記念として持っておきたい」という希望がほとんどで、「校庭にまきたい」という学校関係者の問い合わせも数件あった。「カープ選手が座っていたから」と一塁側ベンチも人気だ。高校野球の指導者からの申し入れが多い。年間指定席の購入者からはスタンドの座席を、との要望が強い。このほか、芝やバックネット、ベースなど要望はさまざま。
同事務所は6月中旬から、広島東洋カープ球団と広島市の所有分の仕分けを開始した。譲渡方法や有償か無償かなどを市と協議。球場の解体日の決定後に、広報する予定だ。カープ所有分は、球団が今後、処分方法を検討する。
(7日0時6分)