第90回全国高校野球選手権記念群馬大会(県高校野球連盟など主催)が5日開幕する。今年も67校が甲子園出場を目指し、県内5球場を舞台に25日の決勝戦まで、3週間にわたって熱戦を繰り広げる。開会式は前橋市の県営敷島球場で午前8時5分に始まり、前橋工の樋口智章主将(3年)が選手宣誓する。

 初日は敷島、高崎城南両球場で5試合が行われ、開幕試合で榛名と館林商工が対戦。シード校には春の県大会を制した前橋育英や準優勝の桐生第一、ベスト4の高崎商など強豪が名を連ね、目の離せない試合が続きそうだ。

 ◇ベンチ外で努力、入場行進を先導--館林の牧田選手
 開会式の入場行進を先導するのは館林高校の牧田康平選手(3年)。5月に左親指を骨折しベンチ入りを逃したが、新井和則監督はチーム1の努力家に任せた。

 6月30日、新井監督が発表したベンチ入りメンバーに自分の名前はなかった。帰宅後、一人で部屋にこもったが、翌日には気持ちを切り替えた。「勝利に貢献したい」とノックを引き受け、人一倍大きな声でチームを盛り上げる。「事実を受け止め、チームが一つでも多く勝てるよう応援していこう」。自分自身とベンチ外の多くの選手に贈る言葉だ。

毎日新聞 2008年7月4日(4日12時2分)