【浦添商3-1関東一】9失点と打ち込まれた2回戦の反省を生かし、1失点完投。やはり、浦添商の伊波は並の投手ではない。「最後まで集中力を切らさなかった。関東一高さんは足が速いけど、山城がちゃんと刺してくれた」。浅黒い顔に笑みが広がった。
1、2回戦のような大量援護はなかった。3回に1点を先制したものの、その裏に失策で追いつかれた。しかし、1、2、4回と二盗を試みた走者をすべて山城が刺し、主導権を握らせなかった。「できるだけ長くボールを持って、気持ち良くスタートを切らせないようにした」。右腕はしてやったりの表情だ。
7点のリードがありながら、7回に6失点した千葉経大付戦の修正点は「投げ急がないこと」だった。神谷監督は「冷や冷やして見ていたけど、低めに丁寧に投げていた。間合いも良かった」。頼もしいエースの復調に目を細めた。
「試合ごとにみんな成長している」。エースで3番の伊波はチームの勢いを感じ取っている。選抜大会を制した沖縄尚学に続く沖縄勢での春夏連覇、そして悲願の全国制覇へ。確かな足取りで一歩近づいた。
[ 2008年08月14日 12:29 ]