【報徳学園7-3鹿児島実】サヨナラで制した過去2戦のような派手さはない。ただ、報徳学園の強さが随所に見えた。「部員108人が一つになって戦っているのを感じる。指導者冥利に尽きる」。永田監督の言葉に、実感がこもった。

 エース近田は7安打を浴び、8四死球。いつ崩れてもおかしくない左腕をバックがもり立てた。

 3回、中前打で本塁を狙った二塁走者を井上の好返球と捕手・糸井の絶妙なタッチで刺した。8回二死一、二塁では一塁線の強い打球を氏家が好捕。3試合連続無失策と鉄壁の守備に、「それが一番大きい」と永田監督はうなずいた。

 打線も好投手の岩下をしっかりと攻略した。12安打中7本が中堅から反対方向への打球。「コースに逆らわない打撃をチームで徹底した」と主将の糸井。2回には中川が外角のボール球に飛び込むようにしてスクイズを決めるなど、鍛え抜かれた小技もさえた。

 優勝した第63回大会以降は初の3回戦進出だったが、これで一気にベスト8。「でも、全然満足していない。目標は日本一だから」。サラッと言ってのけた糸井の表情に、自信がみなぎった。

[ 2008年08月13日 20:51 ]