【倉敷商9-11常葉菊川】善戦という言葉ではあまりに惜しい敗戦だった。倉敷商は昨年の選抜大会覇者を追いつめながら、仕留めきれなかった。

 1回、強打の常葉学園菊川のお株を奪うかのように5点を先取。3回にも1点を加え、完全に主導権を握った。だが5回、1つの失策をきっかけにエース木元がつかまってしまう。3点本塁打を含む7安打を浴びて一気に7点を失い、逆転を許した。左腕は「相手の雰囲気にのみ込まれて、制球が甘くなった。情けない」と唇をかんだ。

 8回の失点にも失策が絡み、勝利の女神はほほ笑んでくれなかった。森光監督は「二つの失策で11失点。守りに入ったらいかんと言ったのだが…」と肩をすくめた。

 OBで野球の北京五輪日本代表を率いる星野監督に、ベスト8の吉報を届けることはかなわなかった。だが、強豪と互角に渡り合った闘志は、北京の地で戦う先輩に間違いなく伝わった。

[ 2008年08月13日 15:15 ]