◆ 走攻守3拍子揃った即戦力 ◆

 「矢野2世」を発見だ!阪神は今秋のドラフト1巡目候補として東洋大・大野奨太捕手(21)をリストアップしたことが8日、分かった。

 大野は大学3年時から大学日本代表を経験。走攻守三拍子そろった逸材だ。105メートルの遠投もさることながら、二塁への最速送球は1・85秒。プロでも2秒を切れば「速い」とされる中、上位のタイムを記録。在京球団のスカウト部長は「今ドラフトNo1。即戦力間違いなし」と賛辞を送る。

 阪神は1巡目候補を即戦力投手を軸に調整してきた。右腕では近大・巽、左腕ではNTT西日本・藤原らをリストアップ。しかし、正捕手・矢野が今年40歳、控えの野口が37歳と高齢化が進む現状を考え、即戦力捕手の獲得も視野に入れる。球団幹部は「(捕手の1巡目指名の)可能性はある」と話す。

 「人物的に優秀」という評価項目がある阪神にとって、大野の主将という肩書も見逃せない。東洋大を大学選手権優勝に導いた能力は技術とともに高ポイントになる。

 また阪神にとっては、大野が矢野を尊敬する点も追い風だ。「クレバーなリードは素晴らしいし、ここという時にしっかり結果を出す打撃も最高」と話すように、あこがれの選手がいる球団イメージは悪くない。さらに桧山、今岡、福原、前田が東洋大出身選手。巨人、オリックスなども評価する好素材だが、阪神も負けずにマークを続けていく。