第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第3試合は智弁学園(奈良)と近江(滋賀)の近畿勢同士の対決となったが、後半にドラフト候補の近江の右腕・小熊を攻略した智弁学園が5-4で勝ち、2回戦に進出した。智弁は89年から夏の甲子園初戦9連勝。
智弁は2回、2死二塁から7番・辻の中前適時打で先制点を奪ったが、近江は3回、3番・上田の左翼スタンドに入る大会第3号の2点本塁打で逆転。智弁は6回、無死二塁から3番・土井の左前打の時、左翼手が打球をはじき、その間に走者が生還して追いついた。さらに7回、土井の左中間のフェンス直撃二塁打で1点を入れると、4番・茂山の左越えの大会4号2点本塁打が飛び出し決勝点を入れた。近江は9回、2点を返し、なおも2死満塁だったが後続を絶たれた。
最速145キロの小熊は最後まで投げきったが、後半球速の落ちたストレートを痛打された。完投も9安打4四球9三振で5失点。最速は144キロだった。
▼智弁学園・小坂将商監督「5点勝負は想定していた。予選からしんどい試合をしてきたが、あきらめずにやったことがいい結果につながった。(阪口投手のひざに打球が直撃する)アクシデントがあったが、あの子は気持ちでやっている子。よく踏ん張ってくれた。6、7回になれば相手投手のストレートの球速が落ちてくると思い、強攻強攻でいったのが良かった」
▼近江・多賀章仁監督「いい試合だった。選手はよくやってくれた。甲子園で1勝することの難しさをあらためて実感した試合だった。(7回3点を奪われた場面は)もっと時間を取ってやるべきだった」