宮城大会(8日、名取市愛島球場ほか)仙台育英、東北が奪三振ショー競演! 仙台育英・穂積優輝投手(2年)が上沼戦に先発し、3回を無安打無失点に抑え、一回一死から圧巻の8者連続三振を奪った。直後に東北・萩野裕輔投手(3年)が岩出山戦に先発し、6回3安打無失点で毎回の12奪三振。ともに夏の甲子園20回出場のライバル校は、宮城大会初戦でそろってコールド勝ちした。9日は宮城大会で2回戦8試合が行われ、福島大会が開幕する。

仙台育英で2年先輩のヤクルト・由規は、穂積にとってあこがれの存在。左足の上げ方、軸のぶれないリリース時のフォームを目標にしている。昨年冬にもらった『由規』の刺しゅう入りアンダーシャツは、クラブハウスのたんすの中に大切にしまっている宝物だ。
仙台育英に負けじとばかり、直後の岩出山戦に先発した萩野が、緊張の初戦で毎回の12奪三振。持ち味の安定したピッチングを披露した。
 「思っていたよりインコースを突けませんでしたが、追い込んでからのスライダーが決まったときは、いい感じでした」
 最後の夏にかける意欲が、6回3安打無失点の幸先良い出だしにつながった。春夏連続甲子園出場へ死角なしだ。
 今春のセンバツ大会は北大津(滋賀)にまさかの初戦敗退。今年6月の春季東北大会は、準決勝で酒田南(山形)にサヨナラ負けした。
プロ注目のMAX143キロ左腕は直後から「まっすぐの球威と変化球の制球力を挙げるため、短いダッシュを多めにやりました」と東北にとって3年ぶりとなる夏の甲子園出場へ、厳しく鍛え続けた。
 3回戦は利府と対戦する。勝ち進むと、ライバル校の仙台育英とは決勝で激突。現在は「次の対戦相手のことで頭がいっぱいです。どんな試合でも先発で投げたいです」と目前の敵をひとつひとつ倒していくだけだ。
 由規のつけたエースナンバーを背負うMAX144キロ右腕は、仙台育英の3年連続優勝へ「3年生は最後ですから。自分のピッチングを精いっぱいやるだけです」と3回戦の名取北戦でも三振の山を築き上げる意気込みだ。