龍谷大平安高野球部に対し、日本高校野球連盟は25日、3年生のみ夏の地方大会出場を認める異例の措置を決めた。今回の決定は「最後の夏」に配慮した不祥事対応の前例となりそうだ。
同校の報告によると部員間の暴力で3年生の関与は認められなかったという。日本高野連は今回の措置を3年生への「教育的配慮」と説明し、西岡宏堂・審議委員長は「3年生はできる限り出場させてあげたいという声は審議委員に根強かった。今後はこのような形でやっていきたい」と述べた。部全体の連帯責任が当たり前だった時代とは一線を画す方向転換といえる。
ただし、日本学生野球憲章は、学年ごとに区切った形での処分は規定していない。今回は大会を直前に控えた学校側からの申し出を日本高野連が了承した「応急措置」に過ぎず、正式な処分は日本高野連審議委員会と日本学生野球協会の審査室の協議を経て決まる。今後は、憲章の条文にも照らし合わせ、連帯責任の範囲をどう定めるか、議論が必要になる。