あの日から30年 | Ever Tennis

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テニスジャーナリスト(ITWA国際テニスライター)
神 仁司(こう ひとし)のブログです。

御巣鷹に墜落して、
520名の犠牲者を出した
JAL123便の痛ましい事故から
30年が経ちました。

あらためて、
亡くなられた方へのご冥福をお祈りしたいと思います。
また、
ご遺族の皆様と
生存された4人の心に受けた深い悲しみの傷は、
30年が経過しても、決して消えることはないでしょうが、
それでも、時間の経過によって、
その痛みが、ほんのわずかでも癒えることを願わずにはいられません。


犠牲者の中に、
私が私立城北高校の1年生の時に、
担任を受け持っていただいた岩切先生と
奥様とお子様がいらしたというのを知った時の
衝撃は今でも忘れられません。

旅行先で、
夜のテレビニュースを見ていて、
カタカナで記された先生のお名前を発見した時の
光景は、いまだにまぶたに焼き付いています。

先生が亡くなられた時の年齢を、
自分がとっくに越え、
自分は生かされていますが、
夏になると、
先生に教えていただいたことを活かして、
生きられているのか自問せずにはいられません。

岩切先生、
ご家族と、天国でゆっくりとお休みになってください。




マスコミにとっては、
30年という節目と表現できるかもしれませんが、
関係者の方々にとっては、
29年目も、30年目も、31年目も、変わりはないでしょう。

ただ、
あの事故を風化させないために、
少なくとも思い出すきっかけにはなると思います。
また、
あの事故以降に生まれた若い世代に、
知ってもらうきっかけにはなると思います。

語り継がれることは
二度と悲惨な事故を繰り返さないためにも
非常に大切なことですからね。