まさか、じゃないよ | Ever Tennis

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テニスジャーナリスト(ITWA国際テニスライター)
神 仁司(こう ひとし)のブログです。

インターネットのニュースを見ていると、
錦織圭が、
格下にまさかの初戦敗退、
と書かれている。



なんと、
まぁ、
短絡的で、
いかにもテニスを知らない
紋切り型の見出しだろう。

こういうの、
いわゆる
日和見主義ってやつですかね。




舞台は、
マスターズ1000・パリ大会。

まずは、錦織が、
本戦に初出場できたことを評価すべきでしょう。
マスターズでは、
24位の選手が、
1回戦で負けても何の不思議もない
レベルの高い大会なのだ。




相手は、
スタホフスキ。

今は63位でも、
昨年は31位になった実力者。
今年のローランギャロス2回戦では、
錦織に勝っている。
映像を見る限り、
スタホフスキは、かなりいいプレーをしていた。




どう捉えたら、
格下にまさかの敗退と言えるのだろうか。
国際テニスライターとしては、
まったく理解できない。





これから
錦織君は、
名前がさらに有名になる分、
的を得ていないマスメディアと
対峙することも多くなるのでしょう。

うまくスルーすることを
願うばかりです。