tears | Ever Tennis

Ever Tennis

テニスジャーナリスト(ITWA国際テニスライター)
神 仁司(こう ひとし)のブログです。



今日は、終戦記念日。

もう戦後63年なんですね。


夜には、その戦争をテーマに東京芸術劇場で行われた

舞台「tears」を

見に行ってきました。

太平洋戦争で傷痍軍人となってしまって、敗戦後、

傷痍病院で、隔離されたように療養する人達の物語です。

舞台では、あまりスポットの当たってこなかったテーマだったので、

脚本と演出を担当された方のセンスに感心しました。


戦後63年が経過し、戦争体験者が少なくなり、

戦争の記憶が薄れていく中で、このような舞台が演じられたことは、

すごく意味があることだと思います。


じつは、東京下町生まれの私の母は、戦争体験者です。

太平洋戦争の時、3月10日東京大空襲の火の海の中を、

生き残りました。母が住んでいた本所地区は、特に空襲が

ひどかったと聞きます。

子供の時は、よく母から戦争の話を聞かされたものですが、

また戦争の話かよ、今は時代が違うんだよと、

つい耳をふさいでしまったものでした。

でも、二度と戦争という過ちを犯さないためにも、

戦争の記憶は、風化させていけないものだと思います。


だから、僕より若い俳優の皆さんが、

戦争のことをテーマにし、演じられたことに感銘しました。


舞台では、

白いゆりを持った少女が、

屈託のない、明るい笑顔を浮かべていました。

戦争は恐いものですが、

さらに傷痍軍人を差別してしまう人の偏見も恐いものです。

いわば人災といえるものですね。

でも、少女の明るい笑顔は、

戦争や差別を吹き飛ばす、平和への希望だったように見えました。

いつまでも平和に、明るい笑顔を絶やさず、

人と人、支え合って生きていけたら、素敵ですよね。