テニス情報の扱い方 | Ever Tennis

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テニスジャーナリスト(ITWA国際テニスライター)
神 仁司(こう ひとし)のブログです。

この前の日曜の夜に、地上波で放映されたスポーツニュースや、

昨日月曜の朝刊での記事での、

テニスに関する情報は、

クルム伊達公子が、カンガルーカップで復帰し、勝利を収めたこと

が大半を占めた。


女子の国別対抗戦フェドカップのワールドグループプレーオフの

結果に関しては、まったく触れていないか、あっても小さな記事だった。


たしかに伊達さんの復帰第1戦は、話題性が高かったが、

5万ドル大会の予選結果が、杉山愛やモーレスモが出場していた

フェドカップより重要であったか、は、いちテニス記者としては、

疑問を持たざるを得ない。

スポーツを熟知していない人が、スポーツニュースを編集しているんだな

というのが見え隠れする。


プロスポーツには、たしかにエンターテインメントの要素が含まれるが、

話題性ばかりを追い求めていたら、

各競技の本質は、伝わらなくなってしまう。


最近は、スポーツが芸能化、バラエティー化してしまう傾向が見られ、

腹立たしいこともしばしば。

皆さんは、あきれることありませんか?


夏には、北京オリンピックがあります。

また、”オリンピック狂想曲”があるのかと思うと頭が痛いです。