海からバイト先までは歩いて15分くらいの場所にあったので
友達と別れた僕は1人てくてく歩いていると…
(~_~;)
仁『少ししか歩いてないのに汗が尋常じゃない程出るなぁ…』
(・_・;
仁『しかも一歩一歩踏み出すたびにフラフラするような気がする…』
ヽ(´o`;
バイト先への気持ちが勝り休憩したり深呼吸したり誤魔化しながら歩くこと10分
ついに心身共に限界が近づき
あの忘れもしない南小樽駅近くの『本の店岩本』という
地方にあるTSUTAYAやゲオのようなレンタルCDショップの前で
僕は身体の力が入らず足が進まなくなり力尽きてしまったのでした。。
“熱中症”という言葉も北海道だからなのかそれ程聞いたこともなかったですし
暑いといっても26~7度なので
さっきまで元気だった身体がどうしてそうなってしまったのか高校生の僕にはわかることもなく
もうこれはマズイと思い
当時持っていたPHSでタクシーを呼びバイト先にも遅れると連絡をし
タクシーの運転手さんに1番近くにあった病院まで連れていってもらうことに。。。
ブログを書きながら気付いたのですが
病院に着いた時の記憶はほとんどなく
ピースピースでよみがえるのは診察室のやりとり…
身体のだるさからかいつもより猫背にイスに座り
目の前に座っている先生に事情を説明すると
先生『ちょっと足見せて下さいね~』
仁『はい…』
先生『あ~加藤くん、、』
仁『……』
先生『刺されちゃったね。笑』
仁『えっ………』
先生『クラゲに。笑』
仁『くっくらげ…』
(゜д゜)
※写真はイメージです
その瞬間、僕はあのゼリーのような海でプカプカ浮いていて
ゆる~いイメージだったクラゲにそんなパワーがあるなんてと頭の中がクラゲ一色になり。。
先生『点滴すればすぐ楽になるから大丈夫だよ(^^)』
優しい先生の言葉にホッと安心し
夢の中でクラゲにうなされないように頭を空っぽにして眠りにつきました
そして十数年経った今年の夏…
友人数名と逗子の海へいき
ゴハンも食べれて美味いビールが飲めそうな海の家を探していると
迷子センターと救護室がくっついたような木造の建物に長蛇の列が。。
何でこんなに並んでるんだろう。。
(゜-゜)
くらいな感じで前を通りすぎ無事にまったり過ごせそうな海の家へ到着☆
僕も友人もこの日をめちゃくちゃ楽しみにしていたので
あの日のようにシャツを脱ぎすて
すぐに海へ
о(ж>▽<)y
すると友人がヒザくらいまで浸かった瞬間
友人『いてっ』
仁『Σ( ̄ー ̄;)』
仁『…はるか昔にこんなことがあったような…なかったような…』
僕は嫌~な予感がしながらも進んでいくと…
周りの方
『痛い~』
『私もさっき刺された~笑』
いたるところで僕のトラウマをよみがえらせる声が聞こえる。。笑
(゜д゜)
その日の逗子ビーチは夏が始まったばかりだというのに何故かクラゲが大量発生していたらしく
あの長蛇の列はこれだったのか~と僕が気付く頃には
ものの数分で5箇所ほど既にやられていました~笑
(T▽T)
海から上がると友達の足は腫れていて
クラゲの恐怖を身をもって体感していた僕は
( ̄^ ̄)ゞ
すぐに友達を救護室に連れていくと
クラゲに刺された子供たちやお友達同士で来ていた学生さんたちが救護室のお母さんに中和剤をスプレーしてもらっていました
こんな優れものがあるのか~と感心しながら僕の友人の番がきて腫れた場所にプシュッとひとふき。
『次の方~』と僕の順番がきて
『どこ刺されたの?』と恐る恐る刺された場所を見てみると。。。
仁『あれ…(゜д゜)』
仁『全然腫れてない』
w(゜o゜)w
『これじゃどこかわからないから軽くかけておくね~!』
と笑顔でお母さんがスプレーをして下さり
みんな腫れてるのに何で僕だけ腫れなかったんだろうと考えていると。。
(゜-゜).。oO(
仁『彼だ…あの十数年前に刺されたクラゲの強力な毒で、きっと免疫ができているんだ…』
仁『きっと彼は僕に毒を刺したんじゃなくって、ホイミスライムのようにホイミを。。インフルエンザの予防接種のように十数年後の僕の為にあえて刺してくれたんだ』
なんてことはさすがに思えませんでしたが、、、
(。-_-。)
あの苦しめられたトラウマにすごく感謝をしたくなるようなならないような
この夏『クラゲの恩返し』的なおとぎ話のようなステキな経験をさせていただきました
(^人^)
点滴まで打ってクラゲに感謝するのも複雑ですが…笑
(๑°⌓°๑)
それではみなさん今日も1日お疲れさまでした~
(*^▽^*)ノ"
ステキな夏の夜を
仁志