ノーベル賞と「白人による差別」 | 人差し指のブログ

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本を読んで面白かったところを紹介します

 

 

「 中国と韓国は息を吐くように嘘をつく 」

高山正之 (たかやま・まさゆき 1942~)

株式会社 徳間書店 2017年5月発行・より

 

 

 

黒や黄色がいるけれど白人だけが優れている。

     (略)

彼らは色が白いほかに強いナルシズムを持ち合わせていた。

 

 

白人は頭がいいし、ギリシャ彫刻を見ればわかるようにバランスの取れた長身と彫りの深い顔立ちは 「扁平で無感動な」(ゴンチャロフ)日本人よりずっと恰好いい。

 

 

で、それを自慢する機会を作った。

 

 

一つがオリンピック。

躍動する肉体美に金メダルを与えるべくクーベルタンが始めた。

 

 

もう一つがノーベル賞。有色人種どもにはちんぷんかんぷんの医学や物理学の凄さを世界に知らしめよう。

 

 

 で、1901年、最初の医学賞の候補を探したらジフテリアの血清療法を確立した北里柴三郎と助手のドイツ人ベーリングの名が挙った。

 

 

当然、北里が受賞するところだが、それは白人の優秀さを誇示する賞の意図になじまない。

 

賞はベーリングにのみ与えられた。

 

 

だから鈴木梅太郎が初めてオリザニン(ビタミン)を発見しても、賞は後追い研究したオランダ人エイクマンに与えられ、オリザニンの名も米人フンクが付けた 「ビタミン」 に置き代えられ、鈴木の業績はすべて消された。

 

 

高峰譲吉は副腎から神経伝達物質アドレナリンを抽出結晶化するのに成功した。

 

 

しかし米国人エーベルが 「俺が先に羊の副腎から抽出した」 「高峰は俺の発見を盗んだ」 と因縁をつけてきた。

 

 

ずっと後、エーベルの抽出法が追試され、それが嘘と判明したが、米国では今もエーベルが名付けたエピネフリンを公式名にし、みんなが忘れたころ高峰理論をまとめた米国人アクセルロッドにノーベル賞が与えられた。

 

 

悪魔憑きとされてきた人たちの脳から野口英世が梅毒菌を見付けた。

 

 

キリスト教徒が信じてきたエクソシストのアホさ加減を示す大発見だが、これも無視された。

 

 

山際勝三郎はウサギの耳にコールタールを塗って がんが刺激で発生することを実証したが、デンマーク人の提唱した寄生虫原因説にノーベル賞が与えられた。

 

 

医学選考委員はもう日本人の顔を見るのも嫌だったろう。

 

 

それは物理学でも同じ。

 

「プラスの陽子とマイナスの電子は小豆ご飯のように混ざっている」 という通説に対し長岡半太郎が 「陽子の周りを電子が廻る」 原子モデルを発表したが、これも無視された。

 

 

それを参考に同じ理論を語った米国人ラザフォードにノーベル賞が与えられた。

 

 

差別の極みは昭和15年、TDKの武井武が発明したセラミック磁石フェライトをめぐる騒動だろうか。

 

 

ビデオ磁気記憶装置や軍用ステルスの基となる発明にオランダのフィリップス社が強い関心を示し、武井からサンプルを取り寄せるとすぐ分解して調べた。

 

 

そして戦後、特許を横取りして、敗戦日本に特許を引っ込めさせた。

武井理論は仏人ネールが横取りしてノーベル賞を取った。

 

 

まともな日本人ならフィリップスの髭剃りは使わない。

 

 

戦後で付け加えれば多収穫小麦農林10号は米国の役人が持ち去り、

それを世界に広めてノーベル賞を取った。

 

ドロボーの名はノーマン・ボーローグ。

 

 

2015年は大村智、梶田隆章がノーベル賞を受賞した。

 

 

どこかの評論家が米国は200近く取っている、20やそこらで大喜びするなと言っていた。

 

 

この男は米国人の受賞の大半が日本人の功績を横取りしたことを知らない。

 

 

 

                                                                                                                

 

 

 ~人差し指~  なぜ白人は 「自分達の優秀さを言い広めるのか」 については明日の岸田秀と三浦雅士の対談を見てください。

 

 

 

 

 

                                  朝霞市内(埼玉)で 10月17日 に 撮影しました