「中国」という呼称で論争 | 人差し指のブログ

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本とシナ 1500年の真実

渡部昇一(わたなべ しょういち 1930~)
PHP研究所2006年3月発行・より
 
 
 
そもそも 「中国」 という言葉は、本来 「自分にとっていちばん大切な国」 というニュアンスを有する。
 
 
 
昔、シナの偉いお坊さんたちが 「中国」 というときは、インドのことだった。
 
 
 
同様に、日本人が 「中国」 というときは自分の国をそう呼んだのだ。
 
 
 
この件については、以前、加地伸行氏と 『産経新聞』 紙上で論争したことがある。
 
 
 
加地氏はシナ文学の研究者だが、私が先ほど挙げた 『日本書紀』 の記述を示すと、「昔のことだ」 と受け付けなかった。
 
 
 
そこで 『太平記』 のころもそうだし、幕末の志士も日本を 「中国」 と記している、と指摘した。
 
 
 
すると加地氏は答えず、そして別のミニコミで、論争の本質に関係なく悪口雑言した。
 
 
 
シナ文学を中国文学というような日本人のシナ学者に私は反省を求めたい。
 
 
 
 
昨年11月26日 光が丘公園(東京・練馬)にて撮影