中華民族という虚構 | 人差し指のブログ

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「相手が悪いと思う中国人 相手に悪いと思う日本人」
加瀬英明  石平
ワック株式会社2012年12月発行・より

<加瀬>  中華文明について恐ろしいのは、世界の常識からまったく外れていることですね。

まず、中華民族という言葉です。

  中華民族という言葉には、満族、蒙古族、ウイグルのイスラムの人たち、チベット.......全部が入ってる。たしか、五十六の少数民族がいるんですよね。

<石平>  そうそう。五十六の民族は「中華民族」にさせられました。

<加瀬>  それを、全部が中華民族だといっている。しかし、インドも多民族国家で、インドのルピーの紙幣には、たしか十八の多民族の言語が書かれている。

アメリカも多民族国家ですね。だけど、アメリカ民族だとかインド民族なんて突飛な呼び方はしないですよ。

わたしたちは、アイヌ民族を日本民族とは呼びませんん。

<石平>  中華民族という言葉は、もちろん虚構。中華民族はどこにも存在しない。


漢民族がいろんな民族を征服してつくったもので、中華民族は五目飯です。なんでも放り込んでしまいます。

  とても危険なのは、どんな民族でも、中国に支配されれば中華民族になってしまうことです。

日本人も支配されたら、中華民族の一員になるんです。先生もイヤでしょ。

日本だって国防と国家体制をちゃんと整えないと、そのうちにそうなってしまうかもしれませんよ。

<加瀬>  中華民族、あるいは中華帝国が征服したところは「侵略」じゃないんですね。

道徳の「徳」に「化ける」と書いて、「徳化」というんです
。徳化したんです。

だからこれまで、侵略を働いたことがない。

<石平>  自分たちはそう解釈している。本当は徳も何もないのに   

「徳」というみせかけのイデオロギーで「侵略」するんだから........。


後瀬山(のちせやま)光が丘夏の雲公園つばき園(東京・練馬)3月5日撮影

つばき