人生3回目の1回目

人生3回目。2024年久しぶりにブログをはじめます。
よくある質問への回答、あと学んだことや、感じたことを書きます。
本日は、七草がゆについて。


Q

1月7日の七草がゆ、沖縄にもありますか?琉球時代・王府では(首里城ではということ?)どうでしたか?七草の内容は?

A
はい。あったようです。もちろん旧暦ですが、1月7日は、ナンカシックという節句でした。五節句のうちのひとつ、人日ですね。元々は中国から入って来た行事です。中国では大豆・小豆の粥を作っていただいていたようです。もちろん他の具材もあります。日本ではじまったのは室町期以降といわれています(「年中行事大辞典」吉川弘文館)
琉球の時代にもはいっていたようで、七草の粥も作っていたようですが、例によって豚肉を食材としたものもあります。家庭によって異なるので、特に決まりはなかったようです。
そして、首里城ですが、ナンカシックはクージ(公事)として宮中でも行事として認識されていたようです(「琉球国由来記」角川学芸出版)
ただ、七草粥を食べるものではなく、引退した「按司(身分が高い人)」などが集まってあいさつに来るんですね。ウンシャクという酒が出ます。ウンシャクとは「御酒(おさけ)」です。そして、くちかみ酒です。おお!
米を嚙んで、唾液に含まれるアミラーゼ(酵素)で糖化させ発酵させたものです。
ここで大事なのは「米である」ことかと考えます。この部分は膨大になりそうなので、別の項目で取り扱いますね。
本日はこの辺で。なにしろよろしくお願いします。