「言葉」
ぼくは話すことが好き。
でも言葉を紡ぐことがすごく苦手だ。
親しい人はきっとそんな僕を受け入れてくれて
いるんだなって最近気づいた。
僕は言葉のキャッチボールが苦手だ。
話を聞くのはどちらかというと得意。
多分仕事でずっと患者さんの話聞いてたり
子供の時から人の顔色伺ってたからかな?
ただ、言葉のキャッチボール、
相手からの問いに対する回答ができない。
どこかズレた回答をしているみたい。
自覚があんまりないのが困ったところ😅
なんでそうなるの?
話聞いてた?
話ズレてるじゃん、そうじゃない。
って、会話中によく言われるんだよね。
ごめん。
って思うんだけど、言われれば言われるほど
どう返していいかわからなくなって
言葉に詰まってしまう。
聴覚情報処理障害だよ。
って言われた。
耳から相手が話した声や言葉は入ってくるけど
それを理解するのに時間がかかったり
頭の中で言語化できなかったり。
それもあって、どう返していいか
さらにわからなくなっちゃうみたい。
なんか自分のことなのに他人事みたいな
話し方してるな??
これも僕の悪いところ。
なんだか自分を客観視してしまう。
あなたはどう思うの?それを教えて。
いろんな場面で言われるこの言葉。
これが1番困る。
正直、どうでもいい。
これは多分正確なのか、鬱が関係してるのか
いろんなことが重複してるんだろうけど
僕は自分のことに興味がない。
僕のなんでもいい、は本当になんでもいい、
のなんでもいい。
人が危害を加えられてたらすごい怒るけどね。
自分のことってどうでもいいんだよね。
どうでもいいし、上手く言葉にできない。
だから人に何かを伝えるのを諦めてきた。
そんな僕の人生を変えてくれた人が今の人。
なんでもいいよ。
んー適当でいいよ。
僕は合わせるよ。
これが僕の口癖。
その人は僕が投げやりになったら丸投げしたり
するとすごく怒る。
「すぐそうやって諦める。
そういうところが嫌だって言ったよね?
ちゃんと話そ?待つから。
思ってることちゃんと言って」
初めてそう言われた時、僕は泣いた。
親からも相手にされなかった僕は
人に対して全く期待していなかった。
人と深く会話することを諦めていた。
仕事で患者さんと話す分には流してたり
浅い会話で済むからね。
こんな僕に懲りずに向き合ってくれる人は
今の人が初めてだった。
僕が何度投げやりになっても
何度自暴自棄になっても
必ず怒ってくれて
まっすぐ向き合ってくれて
まっすぐ言葉を紡いでくれる。
それでも僕のその言葉に対しての返答は
詰まってしまう。
「んーと、なんてゆうか、えっと…」
頭の中の言葉が上手く言語化できない。
普段だったら、もういいよ、って言われちゃう。
けどその人は何も言わずに待っている。
僕の目をまっすぐ見て、僕が言葉を発するのを
ただただ待っていてくれる。
拙い僕の想いを静かに聴いてくれる。
そんな人に出会えると思わなかった。
僕はこの人を守りたい。
その時に思ったんだ。
言葉にしないと伝わらないことが多いから。
上手く言葉にできない僕は誤解を生んでしまう。
全く思っていないのに人を不快にさせてしまったり
嫌な想いをさせてしまったり
話が食い違ってしまったり…
今でもこれは変わらない。
きっと、僕はこのままだと思う。
諦めたくはないけど、きっとこのままだ。
ただ、あの人の前では
少なくともあの人の前だけでは
僕は拙くても、たとえ単語を繋げただけの
文章になっていなくても
「言葉」
をしっかりと伝えたいな、と思う。
