日本初の旋回式可動橋、生地中橋 1泊2日 上越妙高・糸魚川・富山東部一人旅 その12 | 1泊2日一人旅

1泊2日一人旅

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そんな1泊2日一人旅の記録です。

1泊2日 上越妙高・糸魚川・富山東部一人旅 2日目(4月3日)

 

 

牡蠣レストラン「入善 牡蠣の里」でランチに牡蠣料理をいただいた後は、お隣の黒部市に向かいました。

 

黒部市でまず立ち寄ったのが生地中橋です。


 

 

入江状になった黒部漁港の入口に架かった橋です。

 

 

 

▼橋の中央付近から眺めた富山湾方向

 

▼黒部漁港方向

 

 

一見、普通の橋に見えますが・・・

 

 

 

橋の入口(橋詰)には、なんと踏切の遮断機が・・・

 

 

 

橋詰に踏切の遮断機がある橋といえば、4年前に高知県の手結港可動橋へ行きました。

 

 

船が往来する時間になると遮断機が下りて車は渡れなくなり、橋の部分がほぼ垂直に立ち上がり船の往来が可能となる可動橋です。

 

※2019年7月

 

 

 

 

今回の生地中橋も可動橋なのです。

 

 

高知県の手結可動橋は橋が縦に立ち上がりましたが、この生地中橋は橋がクルリと水平方向に回転する可動橋です。

 

 

道路と橋の境目には弧を描く鉄板。

 

 

これに沿って回転するようです。

 

 

回転する橋といえば天橋立にある「廻旋橋」が有名ですが、この生地中橋は日本初の旋回式可動橋だそうです。

 

是非とも橋が回る様子を見たいのですな~

 

 

高知県の手結可動橋は可動する時間が決まっていて、その時間に合わせて行けば見学できますが・・・

 

※2019年7月 手結可動橋の時刻表

 

 

この生地中橋は橋が可動する時間は決まっていないのです。

 

 

橋の下を通過できない大型漁船の通過に合わせて可動させるのです。

 

 

この茶色の建物が管理操作室になっていて、漁船から「通過します」と連絡が入ると遮断機を下して橋を回転させるそうです。

 

 

つまり橋の可動は漁船次第。

 

漁船が来ないと橋は回転しませ~ん。

 

 

Googleマップの口コミには「漁船の活動は深夜から早朝にかけて」「昼頃戻って来る船もある」とありました。

 

なので昼に来れば見れるかな?と11時53分にやってきました。

 

 

が、30分ほど待ってみましたが、漁船はきませ~ん。

 

橋が回転する所は見れませんでした。

 

残念。

 

 

管理操作室の建物に写真がありましたが、こんな風に橋が回転するようです。

 

 

 

YouTubeにも橋が回転し漁船が通る動画がありましたので、貼り付けておきます。

 

 

 

黒部漁港には60隻ほどの漁船があり、そのうち橋の下を通過できない大型の船が10隻ほど。

 

1日平均で7~8回、橋が回転するようですが、地元でも橋が回っているのを見たことがないという人も多いのだとか。

 

 

そりゃ旅人がぷらっとやってきて、タイミングよく見れる訳がないよね。

 

ずっとここで粘る訳にもいかないので、桜を見に行くことに。

 

 

まずは黒部市の宮野運動公園へ。

 

 

 

駐車場も広くかなり大きな公園です。

 

 

駐車場を取り囲むように桜が満開に。

 

 

 

公園内の坂道は「宮野山桜まつり」開催中は通行不可になっていたので歩いて登って行きました。

 

 

 

 

桜のトンネルも見事でした。

 

 

 

続いて黒部川堤防桜堤へ。

 

 

ここは入善町側の黒部川沿いで堤防沿いに桜並木が続いています。

 

 

 

堤防の外側には小川も流れていて風情たっぷり。

 

 

 

 

 

今回の旅は概ね天候に恵まれたのですが、黒部市周辺だけ雲が広がっていて、桜越しの立山連峰が雲に隠れてちょいと残念。

 

 

 

最後に法福寺へ。

 

 

 

幹回り5m、高さ13m、樹齢400年余の「明日の大桜」が見事でした。

 

 

 

ここで時刻は14時前に。

 

ここから再び上越妙高に戻ることにしました。

 

つづく