フォッサマグナと糸魚川‐静岡構造線 1泊2日 上越妙高・糸魚川・富山東部一人旅 その6 | 1泊2日一人旅

1泊2日一人旅

休みは取れても2日。
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1泊2日でも日本全国行ってみたい。
そんな1泊2日一人旅の記録です。

1泊2日 上越妙高・糸魚川・富山東部一人旅

 

 

能生海岸の弁天岩から再び国道8号を西へ。

 

 

前方に白馬岳方面を望みながら快適ドライブ~

 

 

糸魚川のヒスイ海岸に向かいました。

 

 

 

ゴミはほとんどなく、とても綺麗な海岸です。

 

ここに散らばる石は糸魚川の山間部で長い年月をかけて川を下り海に流されてきたそうです。

 

 

 

でも、ヒスイは見つからないな~

 

 

そう簡単には見つからないようです。

 

 

で、代わりにヒスイを見てきたのがフォッサマグナミュージアムです。

 

 

フォッサマグナミュージアムは糸魚川市の美山公園にあるヒスイをはじめとした鉱物・岩石・化石の展示と日本列島の成り立ちとフォッサマグナについて学べる博物館です。

 

 

美山公園内の桜はちょうど満開でした。

 

 

 

 

それではミュージアムへ。

 

 

 

これがフォッサマグナのマークなんだね。

 

 

 

ちょっとわかりずらいですが、入口の自動ドアにもマーク

 

 

 

館内にも。

 

 

 

2021年、ブラタモリでも紹介されていました。

 

 

 

やっぱりブラタモリは偉大だな~

 

 

入場料は500円

 

 

 

まず最初にたくさんのヒスイを見てきました。

 

 

キレイな色をしていますね。

 

 

 

 

青いヒスイもあるようです。

 

 

 

ヒスイだけでなく様々な鉱石も展示してありました。

 

 

 

初めて目にする石ばかり。

 

 

 

化石の展示もたくさん。

 

 

 

 

 

勉強になったのが、日本列島の誕生とフォッサマグナのコーナー

 

 

 

 

パネルや映像で見て来ましたが、次に行ったフォッサマグナパークのパネルがわかりやすかったです。

 

 

ミュージアムからフォッサマグナパークへは車で10分ちょっと。

 

 

フォッサマグナパークは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。

 

駐車場から10分弱歩きます。

 

 

こちらのパネルに、わかりやすく解説してありました。

 

 

 

 

約2000万年前、日本列島はアジア大陸の一部でした。

 

 

 

 

約1700年前、ユーラシアプレートの動きで大陸の一部が沈んだことで日本海が生まれ、日本列島が誕生。

 

 

この時から佐渡や隠岐があったのですね。

 

 

 

約1600年前、北側から「北アメリカプレート」東側から「太平洋プレート」南側から「フィリピン海プレート」の圧力がかかり日本列島はバキッと折れてしまいました。

 

 

日本列島は真っ二つに裂けて、裂け目が海峡になりました。

 

この海峡がフォッサマグナ?

 

 

 

フォッサマグナの海峡では海底火山が生まれ、火山灰や岩石がたまっていき埋め立てられ再び日本列島がひとつになりました。

 

 

 

 

埋め立てられた下の図の緑の所(新しい岩石)がフォッサマグナなんですね。

 

 

フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」

 

確かに大きな溝ですね。

 

 

古い地層でできたU字溝のような溝が埋め立てられ、隆起したあとに焼山・八ヶ岳・富士山など南北方向の火山の列ができたそうです。

 

 

私、今まで糸魚川‐静岡構造線のことをフォッサマグナだと勘違いしていたようです。

 

 

糸魚川‐静岡構造線はフォッサマグナの西側の境界断層なんですね。

 

日本列島を地質を東西に分ける巨大な断層でもあり、北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界とも考えられているようです。

 

 

これはわかりやすかったです。

 

今まで何となくでしかわかっていなかっり、勘違いしていたフォッサマグナについて、わかりやすく理解できました。

 

 

 

そして、こちらが糸魚川‐静岡構造線です。

 

 

 

東西で地層の色が違うのが一目でわかります。

 

 

ここが東日本と西日本の分かれ目か・・・

 

すごいものを目の前で見ているのですね。

 

 

 

後ろを振り向くと根知川を挟んだ向かいに集落があります。

 

 

 

東西の境目に酒蔵(渡辺酒造店)があり、酒造りと言えば水が命です。

 

 

 

東西で地下水も質が異なり、酒造りには軟水である西の水が使われるそうです。

 

 

地下水の質も東西で違うのですね~

 

 

 

東西の違い。

 

こんなのもありました。

 

あなたは東?西?

 

 

糸魚川のあたりを境に、日本の東と西ではいろいろなところが違っているという。

 

 

東日本の出汁の基本は、かつおぶし。

 

 

 

西日本では、こんぶ出汁。

 

 

 

 

東日本では、おにぎりと言うけれど・・・

 

 

 

西日本では、おむすび。

 

 

私は関東ですが、確かに「おむすび」とはあまり言わないですね。

 

 

 

雑煮の餅の形は?

 

東日本では、四角。

 

 

 

西日本では、丸。

 

 

丸い餅の入った雑煮はまだ食べたことがないかも。

 

丸い方が食べやすそうですね。

 

 

 

灯油のポリタンクの色は?

 

東日本では、赤。

 

 

 

西日本では青。

 

 

え~

 

青いポリタンクはまだ見たことがないです。

 

次から西日本を旅する時は、青いポリタンクを探してみようかな。

 

 

地質だけでなく、糸魚川の辺りを境に文化でも東西でいろいろ違うんですね。

 

 

その他、枕のような崖「枕状溶岩」も見てきました。

 

 

フォツサマグナの海峡が出来て、ここが海底であった頃の約1400万年前に、水中に流れ出た玄武岩質の溶岩が冷却される過程で枕を並べたように固まったものだそうです。

 

 

 

以上が、フォッサマグナと糸魚川‐静岡構造線について、わかりやすく学べたフォッサマグナミュージアムとフォッサマグナパークでした。

 

 

そして注目したのが翌朝です。

 

今回の旅で宿泊した糸魚川市の親不知観光ホテルでの朝食に注目~

 

 

 

東西文化の境目である糸魚川で納豆は出るのか?出ないのか?

 

 

 

ありました~

 

 

もちろん、美味しくいただきました。

 

 

つづく