上越新幹線Maxときに乗って新潟駅へ。
朝食にバスセンターのカレーをいただきました。
引退前のE4系2階建て新幹線Maxに乗って、バスセンターのカレーをいただくという旅の第一の目的を果たせました。
今回の旅のきっかけはコレだったんです。
では、このあと新潟県のどこを回りましょうか。
北に向かうか南に向かうか。
いろいろ考えました。
夕日が好きなので、村上市の笹川流れで日本海に沈む夕日を見よう~
と第2の目的も決めました。
いつもの旅なら駅前でレンタカーを借りるところですが・・・
目的地の笹川流れを通る観光列車がありました。
新潟駅を10時11分に発車する観光列車『海里』の酒田行きです。
9時01分にMaxときで新潟駅に着いて、バスセンターのカレーを食べて、10時11分発と時間もドンピシャ(死語?)
笹川流れをはじめとした日本海の素晴らしい景観や米どころ越後平野と庄内平野などを眺めて、地元の食材を活用した食事を楽しむこともできる新造車両(4両編成・定員86人)による観光列車『海里』
1号車と4号車は、夕日をイメージしたサンセットオレンジの車両。
真ん中の2号車と3号車は新雪をイメージしたとうシルバーの車両になっています。
この手の観光列車にのるのは初めて。
ちょいとドキドキしながら1号車に乗り込みました。
2人掛けのリクライニングシートを左右に配置した1号車。
(※桑川駅停車中の写真です)
足元が広~い。
短い足ですが、足を伸ばしてもこの通り。
シートは景色を見やすいように少し斜めになって窓側を向いています。
『海里』は快速扱いなので、特急券は不要。
グリーン車のようなシートに乗車券プラス840円の指定席券で乗ることができてお得ですね。
人気の観光列車でこの日の席は全て完売済みでしたが、えきねっとの事前予約で日本海側の窓側席が取れました。
1号車の運転席後方には展望スペースがあります。
すでにお子様の特等席。
お子様が飽きたら私も特等席に。
他の車両も覗いてみましょう。
2号車はボックス席。
山側が通路で海側に4人用のボックス席になっています。
ボックス単位の販売ではなく、1席ずつ販売されているので私みたいなお一人様でもOKなようです。
その時は相席になりますね。
3号車には売店があります。
何も買わなかったのですが、記念スタンプを押してきました。
そして4号車はダイニングです。
4号車の指定席券を持っている人以外は立入禁止です。
4号車の入口から写真だけ撮らせていただきました。
24席あるダイニング席は、食事・ドリンク等をセットにした旅行商品として発売しているようです。
10時11分、新潟駅を出発~
最初の停車駅の新発田を過ぎると広大な田園地帯が見えてきました。
黄金色に輝く稲穂。
収穫の秋ですな。
停車駅の駅名表示板にも稲穂が描かれています。
村上駅を過ぎ三面川を渡ると・・・
いよいよ日本海沿いに。
ここから山形県鶴岡市の小波渡駅付近まで日本海を左手に国道345号・国道7号と並走します。
いつもはレンタカーで道路を走っているので、こうして列車から道路を走る車やバイクを見るのは新鮮です。
長いトンネルはありませんが、短いトンネルをいくつか抜けながら走る『海里』
沖には粟島が見えます。
11時25分に桑川駅に到着。
桑川駅ではおよそ20分の停車時間があるので、ほとんどの乗客がホームに出ます。
道の駅 笹川流れと併設になっている桑川駅。
目の前は日本海。
道の駅で買い物する乗客が多かったですが、私はこちらへ。
岩がきののぼり旗に吸い込まれました。
ミネラルたっぷり~
プリップリ~でうまかったです。
発車時刻が近づき『海里』に戻ると運転士がガイドをしていました。
桑川駅を出ると、笹川流れのビューポイントへ。
景色を楽しめるよう徐行運転をしてくれます。
いつものレンタカー旅だと、運転しながらは景色をじっくり見たり写真を撮ったりはできないですから、列車の旅はいいですね。
笹川流れのビューポイントを過ぎるとスピードを上げて新潟県から山形県へ。
山形県に入って、すぐ見えてきたのは鼠ヶ関灯台。
12時20分、あつみ温泉駅に到着。
あつみ温泉駅では11分の停車時間があります。
庄内産の野菜の販売がホームで行われるそうですが、今回はコロナのせいかなかったです。
5分後に下りの特急いなほ3号酒田行きがやってきました。
ど派手なピンクの特急いなほ。
特急いなほ3号が先に発車していきました。
ピンクの特急いなほを追いかけるように『海里』も発車します。
あつみ温泉駅を出ると庄内平野の稲穂の中へ。
12時54分、鶴岡駅に到着。
『海里』は酒田行きですが、鶴岡で降りました。
初めて乗った観光列車。
JR東日本のキャッチコピーにあったように『のってたのしい列車』でした。
いつものレンタカー旅では味わえない新鮮さもあって良かったです。
11月の旅でも別の観光列車に乗ることにしました。
つづく