1泊2日 対馬一人旅 ③大船越瀬戸・万関瀬戸 | 1泊2日一人旅

1泊2日一人旅

休みは取れても2日。
だから旅はいつも1泊2日。
1泊2日でも日本全国行ってみたい。
そんな1泊2日一人旅の記録です。

1泊2日対馬一人旅

対馬空港近くで対州そばをいただいた後、島巡りのスタートです。

 

どこをどう回るか、これがなかなか難しい。

 

南北82キロの細長い島。

細長いだけならいいのですが、リアス式海岸で地形が複雑に入り組んでいます。

 

行程表を作るのにグーグルマップで何度もシュミレーションしました。

 

シュミレーションしていると面白い発見がありました。

対馬は属島を除くと1つの島だと思っていたのですが、地図をよく見ると大きく2つの島に分れていました。

 

北部の上島と南部の下島です。

 

いろいろ調べていくと、さらに興味深いことが・・・

元々、対馬の主島は地続きで1つの島だったというのです。

 

1つの島の地峡となっていた部分の2カ所を運河として掘切り、対馬は上島と下島の二つに分かれたそうです。

 

その2カ所とは、大船越瀬戸と万関瀬戸です。

 

対馬の地形を知る上で大変興味深かったのでそこから回ることにしました。

 

赤いピンが大船越瀬戸、青いピンが万関瀬戸です。

 

まずは大船越瀬戸から。

 

 

国道382号に架る大船越橋。

 

1671年(寛文12年)に宗義真公(21代藩主)によってこの地が切り開かれ、船が通れるようになりました。

 

橋からは右手(南側)に対馬海峡を望み

 

左手(北側)は浅茅湾に続いています。

 

橋付近には駐車場や駐車スペースはありません。

橋を渡った先に交差点があり、そこを左折し坂道を下ると道が広がっていて駐車することが出来ます。

 

ここにレンタカーを停めました。

 

ここには大船越瀬戸堀切由来の碑への道標があります。

 

 

矢印の方向へ瀬戸の南側に進んで行きます。

 

 

途中には、瀬戸への出入り口もあります。

 

 

 

流れはけっこう速かったです。

 

さらに進んで行くと林の中に史跡がありました。

 

 

 

 

説明版によると、瀬戸が出来るまでは船を引いて丘の上を超えて往き来きしていたようです。

(大船越の地名の由来)

 

 

続いてもう1つの瀬戸の万関瀬戸へ。

大船越瀬戸から国道382号を北へ4kmほどのところにあります。

 

 

こちらは手前に対馬万関憩いの広場という大きなパーキングがあります。

 

パーキング内には対馬独特の石屋根作りの休憩所とトイレが設置されています。

 

 

パーキングにレンタカーを停めて万関橋へ。

 

 

 

万関瀬戸は1900年(明治33年)に旧日本軍が艦船を通すために運河を作ったそうです。

 

艦船を通すため、先ほどの大船越瀬戸よりも大きいです。

 

橋からの眺め、右手(東側)

 

 

こちらは左手(西側)

 

瀬戸で対馬の東西の海を結び、橋で対馬の上島と下島を繋ぐ交通の要衝といったところでしょうか。

 

北側の丘の上には展望台が見えます。

 

 

これが万関展望台。

 

展望台へ行ってみます。

国道382号から細い山道を通って万関展望台に到着です。

 

 

展望台に登ると素晴らしい景色が広がっています。

 

 

東に三浦湾

 

西にリアス式海岸の浅茅湾

 

南には先ほど通ってきた万関橋が見渡せます。

 

 

ここは展望台だけでなく広場もあります。

 

 

この広場の先で今回の旅で初めて韓国人観光客に出会いました。

中年男性3人組です。

 

今回の旅で韓国人観光客に会ったのは、この3人と2日目の飲食店にいた1組の2組だけでした。

 

広場の先で何かをしているようです。

 

 

彼らが立ち去った後に行ってみると・・・

木の柵の上に何かが乗っています。

 

 

何と!刺身でした。

 

 

唖然とする私・・・

意味がわかりません。

 

トンビが飛んでいたのでエサにしたつもりでしょうか?

彼らは何をしたいんでしょうね。

 

絶景を見た後なのに気分が悪くなりましたが、大船越瀬戸と万関瀬戸で対馬の地形を理解して次の目的地に向かいました。

 

つづく