1泊2日利尻島一人旅
沓形岬で夕日にうっとりした後は、ホテルに戻って夕食です。
19時15分
利尻島といえば、うにですが・・・
5月なのでありません。
うにの解禁は6月から。
うにが無くて大丈夫。
それを覚悟して、5月に来たのだから。
私にとって珍しいのが3つあって、うにが無くても満足でした。
私にとって珍しいもの、まずはお造りから・・・
利尻産のホタテも美味かったのですが・・・
私にとって珍しいものは、こちら。
何だろう?
おしながきを見ると宗谷産たこ頭と書いてあります。
たこの頭は食べたことが有るような?無いような?
足と頭がごちゃ混ぜになって食べたような気もしますが、たこの頭と認識して食べるのは初めてかも。
稚内でたこしゃぶを食べた時も頭は出てこなかった気がします。
足とは違う触感。
固すぎず柔らかすぎず噛むと、じゅわ~っと味が広がり美味いです。
次に、かすべザンギ(エイの唐揚げ)
シシトウの下に隠れているのが、かすべザンギ。
エイは煮こごりでしか食べたことがなくザンギは初めて。
ホロホロとした柔らかい身とコリコリの軟骨と二つの触感が楽しめました。
最後にホッケの煮つけ。
ホッケと言えば開きですが、煮付けは初めてです。
ホッケの煮付けでこの方の顔が思い浮かびました。
麻生太郎副総理です。
今から11年前、麻生さんが総理大臣の時でした。
学生たちとの居酒屋懇談会のことをマスコミに聞かれた麻生総理。
「(料理は)ホッケの煮付けとか、そんなもんでしたよ」と発言。
するとマスコミはこぞって
「ホッケの煮付けなんてあるか~」
「世間知らず」
「庶民感覚がない」
と麻生叩き。
あの時の麻生バッシングはすごかったなぁ~
後になってから
「ホッケの煮付けは存在する」
「生のホッケが手に入る北海道ではよく食べられる」
と知りました。
あれから11年。
初めて食べたホッケの煮付け。
身はもちろんのこと皮まで美味い。
焼くとゴワゴワしているホッケの皮ですが、煮つけにするとトロ~リ。
ビール党なんで日本酒は絶好調でないと飲まないのですが、日本酒もいただいちゃいました。
旭川の男山を常温で。
値段(440円)からして普通酒だと思うのですが、これがなかなか。
〆の利尻産ホタテ稚貝の味噌汁も最高でした。
利尻昆布で取った出汁なのかホタテの出汁が効いているのかウマすぎる。
味噌汁がこんなに美味いだなんて感動ものでした。
ななつぼしも美味くて、日本人に生まれて良かった~と思う瞬間でした。
そして・・・
2日目です。
3時58分
朝風呂が5時からなので4時半に目覚ましをセットしていましたが、4時前に目が覚めました。
旅に出ると不思議と目覚ましが鳴る前に目が覚めます。
外はもう明るいです。
大浴場の前でウロウロしていたら4時45分に開けてくれました。
朝食は7時から。
それまでの時間がもったいないので外に出ます。
利尻富士の5合目、車で行ける最高地点の見返台園地に向かいました。
5時21分
途中まで快走路だったのですが、急に道が細くなります。
大型バス運行中と書いてあります。
早朝なのでバスは来ませんでしたが、昼に訪れる方は注意が必要でしょう。
5時32分
駐車場に到着。
ここでも私のレンタカーだけがポツンと1台。
ここから100段の階段を登って展望台を目指します。
5時39分
階段を登ること7分、見返台園地展望台に到着です。
展望台からは、背後に雄大な利尻富士。
ちょうど朝日が昇るところです。
変な雲がいます。
この時は変な雲だな~と思っていた程度でした。
振り返ると利尻島の西半分が見渡せます。
右手には礼文島。
樹海越しに見える沓形の街なみも素敵です。
朝食までは、まだ時間があるので沓形港にも行ってみました。
6時05分
夕日もいいけど朝日もいいね。
6時14分
利尻富士の山頂の雲がどんどん大きくなっていきます。
朝日と雲と利尻富士と港・・・
幻想的です。
朝食までの1時間あまり、貴重な時間を過ごせました。
「早起きは三文の徳」ですね。
6時45分
ホテルに戻って朝食です。
公式には7時からですが、6時45分から入れてくれました。
時間が貴重な1泊2日旅なのでありがたいです。
朝食も味噌汁が美味い。
朝はとろろ昆布の味噌汁でした。
7時5分にホテルをチェックアウト。
帰りのフェリーの時刻まであと5時間です。
つづく