5/5、帰省途上に途中下車、伊豆國一ノ宮・三島大社に参りました。
学生の頃、日々の青春の鬱屈を晴れやかにしていただいていた、懐かしいお社。
その頃は、マンドリンを抱いて参拝していましたっけ。

数十年ぶり、今は真琴を抱いての再会。

こちらのご神木といえば金木犀が有名ですが、
私は、境内のお池のほとりの、こちらの木がお懐かしく、
拜したとたん、抱擁する心地で、泣き出すほど嬉しくて。
(神聖な樹木ゆえ触れるのは遠慮せねばなりませんが、両腕を拡げて氣で抱き締め合いました)

お隣の厳島神社様と共に拜しつつ、真琴を奏しました。龍神の調べとされる雲音階にて。
弦の響きが、時を経ても変わらぬ想いに立ち返らせてくれます。

連休の最嘉日ゆえに、境内全域、大変な賑いでしたけれど、
ご本殿前にても、若宮様のお社に隠れさせていただき、奏上のひとときを得ました。
ご本殿にこれだけ近いのに、意外なほど人に気づかれず、静かに弾けました。

観光地の寺社で弾くと、よくあるのですが、神様がお人払いしてくださったのかもしれません。
至福✨

産土の富士山本宮浅間大社もそうですが、
お社と周囲は、三島市内全体が、どこも、富士山から湧き出た豊富な清水のさざめきで満たされ、
そこにいるだけで身も心も洗い清められ、活性化する爽やかな聖地です。

私は東京へ出てまもなく、どこにも水の音も水の気配もないことで、心身が枯れたようになったものでした。
富士の気配と、さざめく水音が絶えぬ地が、私の故郷です。

真琴と参れて、本当に幸せ。
心よりありがとうございます✨