参考資料2141 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

箴言 その56
「20 心の痛める人の前で歌をうたうのは、寒い日に着物を脱ぐようであり、また傷の上に酢をそそぐようだ。
21 もしあなたのあだが飢えているならば、パンを与えて食べさせ、もしかわいているならば水を与えて飲ませよ。
22 こうするのは、火を彼のこうべに積むのである、主はあなたに報いられる。
23 北風は雨を起し、陰言をいう舌は人の顔を怒らす。
24 争いを好む女と一緒に家におるよりは、屋根のすみにおるほうがよい。
25 遠い国から来るよい消息は、かわいている人が飲む冷やかな水のようだ。
26 正しい者が悪い者の前に屈服するのは、井戸が濁ったよう、また泉がよごれたようなものだ。
27 蜜を多く食べるのはよくない、ほめる言葉は控え目にするがよい。
28 自分の心を制しない人は、城壁のない破れた城のようだ。」
旧約聖書「箴言」第25章20節~28節

感想
>20 心の痛める人の前で歌をうたうのは、寒い日に着物を脱ぐようであり、また傷の上に酢をそそぐようだ。

「25:20寒い日に衣を脱がせる者
ソーダの上に酢を注ぐ者
苦しむ心に向かって歌をうたう者。」(新共同訳)

普通、歌を聴くと癒されると思うのだが。もっとも歌の種類に依ると思うが、ここではどんな歌でもという前提だろう。一応、新改訳でも調べてみた。

「心配している人の前で歌を歌うのは、寒い日に着物を脱ぐようであり、ソーダの上に酢を注ぐようなものだ。」(新改訳)

これなら分かるね。不安な人の前で歌なんか歌ったら能天気な奴と思われるだけだろう。因みに、この「ソーダ」は石灰石のようなものだそうである。それに酢を注ぐと溶けるという事らしい。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413033094

>21 もしあなたのあだが飢えているならば、パンを与えて食べさせ、もしかわいているならば水を与えて飲ませよ。
22 こうするのは、火を彼のこうべに積むのである、主はあなたに報いられる。

「25:21あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。渇いているなら水を飲ませよ。
25:22こうしてあなたは炭火を彼の頭に積む。そして主があなたに報いられる。」(新共同訳)

どうも単純に「汝の敵を愛せよ」的な話ではないようである。それで改心すれば良し、改心しなければ「終わりの時」に裁かれるという所か。

因みに、日本には「敵に塩を送る」という諺があるが、真相はこちららしい。https://usable-idioms.com/1721(商売とした方がいい話だよね。無料だったら武士の誇りとかで受け取らなかったかもしれないし。平和ボケした現代人のものさしで計ってはダメだろう。義についてもね。)

>24 争いを好む女と一緒に家におるよりは、屋根のすみにおるほうがよい。

「25:24いさかいの好きな妻と一緒に家にいるよりは
屋根の片隅に座っている方がよい。」(新共同訳)

以前にも似たようなのがあったね。

「19 争い怒る女と共におるよりは、荒野に住むほうがましだ。」
「箴言」第21章19節(口語訳)

「21:19いさかい好きで怒りっぽい妻といるよりは
荒れ野に座っている方がよい。」(新共同訳)

1回怒鳴られただけでドン引きですな。笑 

>26 正しい者が悪い者の前に屈服するのは、井戸が濁ったよう、また泉がよごれたようなものだ。

「25:26泉が踏み汚され、水源が荒らされる。神に従う人が神に逆らう者の前によろめく。」(新共同訳)

因みに、未来には神の意志で「真理の御霊」(契約の使者)は酷い目に合うだろう。

「38 しかしあなたは、あなたの油そそがれた者を捨ててしりぞけ、彼に対して激しく怒られました。
39 あなたはそのしもべとの契約を廃棄し、彼の冠を地になげうって、けがされました。
40 あなたはその城壁をことごとくこわし、そのとりでを荒れすたれさせられました。
41 そこを通り過ぎる者は皆彼をかすめ、彼はその隣り人のあざけりとなりました。
42 あなたは彼のあだの右の手を高くあげ、そのもろもろの敵を喜ばせられました。
43 まことに、あなたは彼のつるぎの刃をかえして、彼を戦いに立たせられなかったのです。
44 あなたは彼の手から王のつえを取り去り、その王座を地に投げすてられました。
45 あなたは彼の年老いた日をちぢめ、恥をもって彼をおおわれました。
46 主よ、いつまでなのですか。とこしえにお隠れになるのですか。あなたの怒りはいつまで火のように燃えるのですか。
47 主よ、人のいのちの、いかに短く、すべての人の子を、いかにはかなく造られたかを、みこころにとめてください。
48 だれか生きて死を見ず、その魂を陰府の力から救いうるものがあるでしょうか。
49 主よ、あなたがまことをもってダビデに誓われた昔のいつくしみはどこにありますか。
50
51 主よ、あなたのしもべがうけるはずかしめをみこころにとめてください。主よ、あなたのもろもろの敵はわたしをそしり、あなたの油そそがれた者の足跡をそしります。わたしはもろもろの民のそしりをわたしのふところにいだいているのです。
52 主はとこしえにほむべきかな。アァメン、アァメン。」
「詩篇」第89篇38節~52節

まぁ、歴史上、同じような理不尽な目に合わされた人は他にもいるだろう。ヒゼキヤとかヨブとか。https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12460039206.html
ただし、「真理の御霊」は次元が違うだろう。神が「真理」の(精神の)持ち主と認めているのだから。多分、イエスと同じような役目だと思われる。

>27 蜜を多く食べるのはよくない、ほめる言葉は控え目にするがよい。

「25:27蜂蜜を食べ過ぎればうまさは失われる。名誉を追い求めれば名誉は失われる。」(新共同訳)

成功を積み重ねると自我が肥大するという事かな。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12154690382(自分の事が好きなんだろうね。または嫌いか。自分に興味が無ければ自我は肥大しようがない。)

>28 自分の心を制しない人は、城壁のない破れた城のようだ。

「25:28侵略されて城壁の滅びた町。自分の霊を制しえない人。」(新共同訳)

単純に子供だ。まぁ、制御し過ぎておかしくなるのもどうかと思うが。後者はへりくだった人にまで突き抜ければ、千年王国行きだろう。

おまけ