参考資料2125 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

魂の抹消へのカウントダウンがはじまった その18
ポールシフトは2000年の5月に起こる1
「一方、占星術の計算でも、1999年8月18日に数千年に一度あるかないかという”グランドクロス(惑星大十字)”が、また2000年5月5日にはこれまた未曾有という”惑星直列”が起こることがすでに確認されています(ソロモンの預言と月日まで一致しています)。
 ノストラダムス(諸世紀)のなかにも、この宇宙的異象を述べていると研究家の多くが指摘している詩があって、
「離れよ離れよ あらゆるジュネーブから遠ざかれ
 サターンが黄金を鉄に変える
 光とは逆のものが すべてを滅ぼす
 それが起こる前に 天に兆(しるし)が現われるだろう」(Ⅸ/44)
 この最後にある”天に現われる兆”を多くの方は”グランドクロス”と解しています。また”あらゆるジュネーブ”とは、世界中のすべての都市という意味でしょうか。
 その”すべてを滅ぼす”原因が”光とは逆のもの”だという以上、これこそ問題の燃える星を指しているのではないでしょうか。なぜならこの”光る”星は、光本来の恵みではなく、破滅の災厄のほうをもたらすからです。
 一方、惑星直列に関しては、驚いたことに、3000年近い昔にバビロニアの占星学者・ベロッソスが、「現在はそれぞれ違う軌道を進んでいる諸惑星が蟹座のなかに集合し、全体を貫いて一本の直線が引けるような配列になったとき、地球上の万物が滅び去るであろう」と預言しているのです。」
「ヤハウエの巨大潮流預言」柴藤甲子男著より

感想
>占星術の計算でも、1999年8月18日に数千年に一度あるかないかという”グランドクロス(惑星大十字)”が、また2000年5月5日にはこれまた未曾有という”惑星直列”が起こることがすでに確認されています(ソロモンの預言と月日まで一致しています)。

私のような昔からのオカルトファンなら、惑星直列と言えば1982年だろう。

恐怖の扉は開かれた
「昔から人びとに”魔の星”と恐れられているハレー彗星が、1986年2月、このわれわれの住む地球に接近してくる。76年ぶりのことだ。それに先立つ1982年11月、太陽系を構成する9つの惑星が、一直線上にならぶ。179年ぶりのことだ。
 この2つの現象が、これほど接近して起こるのは、約1600年ぶりのことである。そして、かならずそれにともなって、地球上には大きな異変が発生する。
 今回は、われわれのまえに、いったいどんな異変が待ち受けているのだろうか。恐怖の扉は、あなたの手によってもう開かれたのだ・・・・。」
「ハレー彗星の大陰謀」有賀龍太著(1981年)より

念のため、当時はこの本だけではなく雑誌「ムー」などでもよく特集されていたと思った。しかし、厳密には1982年のものは惑星直列の仲間には入らないらしい。それどころか、2000年5月5日のは惑星直列ではないようである。(直線どころか90°を越えているようである。)

「1982年に起きた例は、太陽から見て90度あまりの扇形範囲に全惑星が集まっていたものである。外惑星が合、内惑星が外合の付近に位置しても形の上では「直列」していることになるが、この場合、地球からは外惑星・内惑星にかかわらず当該惑星は観られない。この状態でも惑星直列に含められるかは議論の余地がある。」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/惑星直列
補足:https://ja.wikipedia.org/wiki/惑星直列#計算による惑星直列の表

>ノストラダムス(諸世紀)のなかにも、この宇宙的異象を述べていると研究家の多くが指摘している詩があって、
「離れよ離れよ あらゆるジュネーブから遠ざかれ
 サターンが黄金を鉄に変える
 光とは逆のものが すべてを滅ぼす
 それが起こる前に 天に兆(しるし)が現われるだろう」(Ⅸ/44)
 この最後にある”天に現われる兆”を多くの方は”グランドクロス”と解しています。

「グランドクロス」は肉眼で見えないので、グランドクロスの訳がない。(念のため、後付けで言っている訳ではありません。)これは聖書からの転用だろう。

Migres migre de Genesue trestous,
Saturne d'or en fer se changera,
Le contre RAYPOZ exterminera tous,
Auant l'a ruent le ciel signes fera.
離れよ、一人残らずジュネーヴから離れよ。
黄金のサトゥルヌスは鉄に変わるだろう。
レポの反対が全てを滅ぼすだろう。
到来の前に、天が徴を示すだろう。
引用元:https://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/38.html
4行目の「徴」の単語は「signes」(複数形)で「しるし,前兆,きざし,兆候」など。
到来は「小惑星」で「前兆」は聖書からの引用だろう。「天からの物すごい前兆があるであろう」(「ルカによる福音書」第21章11節)「また日と月と星とに、しるしが現れるであろう」(「ルカによる福音書」第21章25節)
また、最大の謎である「RAYPOZ」であるが、私は「rayon」(光線,光の筋,光明)と「position」(位置,[特に高い]地位)の合成語だと考えている。つまり、「イエス・キリスト」。そう考えると、全て大文字となっている事も納得出来るだろう。つまり、「レポの反対」とは「反キリスト」の事。

補足 ノストラダムスの時代に合成語がよく使われていた可能性
「この時代は、ノストラダムスの存命中(1550年代半ばから1560年代初頭まで)にあたる。ノストラダムスの予言は、大いにもてはやされた一方で、様々な批判が浴びせられた。そうした批判には、論理的な批判も見られた一方で、ノストラダムスを「モンストラダムス(モンストル=怪物、との合成語)」と呼ぶなど」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ノストラダムス現象#敵対者たちの時代

一応、20年ぐらい前の私の訳も載せておこう。

Migrez, migres de Geneve trestous,
Saturne d'or en fer se changera,
Le contre Raypoz exterminera tous,
Avant l'advent le Ciel signes fera. (原文はロバーツ本)
移動せよ、すべてのジュネーブから移動する
黄金のサチュルヌは剣に変わるだろう
光に反対するものはすべてを皆殺しにするだろう
到来の前に天は前兆を生じさせるだろう

一行目は、五島勉氏の解釈を鵜呑みにしてジュネーブのような全ての都市と解釈していたが、「ノストラダムスの大事典」の「離れよ、一人残らずジュネーヴから離れよ」と「全ての者」に呼びかけるような解釈もあるね。ただし、「trestous」は現代語にはなく「古い辞書の横断検索」にも引っかからないが、手持ちの古語辞典の「tres」の項にうかがえるので合成語ではなく実在していたのだろう。因みに、「très」(非常に,とても,大変),「tous」(「tout」は英語の「all」、つまり「全て」「全ての」などの複数形)
補足:https://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/539.html

それだったら、「trestous」を「Migres trestous」ぐらいの位置に置くだろうと言う人もいると思うが、1行目と3行目(2行目と4行目)で韻を踏ませているので、位置は関係ないだろう。まぁ、どちらとも言えないが。
これが「ジュネーブ」じゃなくて「ユダヤ」だったら「全ての者」に呼びかけているんだけどね。(「そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ」「マタイによる福音書」第24章16節より)
ところで、「ユダヤ」って「イスラエル」または「エルサレム」の事でいいんだよね。(世界中のユダヤ人への呼びかけとか。)

>一方、惑星直列に関しては、驚いたことに、3000年近い昔にバビロニアの占星学者・ベロッソスが、「現在はそれぞれ違う軌道を進んでいる諸惑星が蟹座のなかに集合し、全体を貫いて一本の直線が引けるような配列になったとき、地球上の万物が滅び去るであろう」と預言しているのです。

「3個以上の惑星が完全に一直線に(例えば5度以内に収まるものとして)並ぶことは、過去10万年まで遡り、また2016年現在から10万年後まで測るとしても観測できない程まさに天文学的な確率でありまずあり得ない。」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/惑星直列#定義

蟹座どころか12星座どこでもいいが、一直線なんてまずならないらしい。惑星直列も90°じゃなくてせめて30°ぐらいには入って欲しいよね。(各星座で360°÷12=30°という事。)先の表から1回もないって事だよね。

おまけ